矢崎広、シルビア・グラブらが出演 KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『アメリカの時計』9月15日(金)に開幕/10月1日(日)まで
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『アメリカの時計』撮影:宮川舞子KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『アメリカの時計』が9月15日(金)に開幕した。
本作は2023年度メインシーズン「貌(かたち)」開幕を飾る演劇公演。アーサー・ミラーが描く、20世紀初頭、大恐慌によって未曽有の混乱に落ちたアメリカと、ある家族の年代記だ。
出演は矢崎広、シルビア・グラブなど。翻訳は髙田曜子、演出は長塚圭史が手がける。
本作が9月15日(金)にKAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>で開幕した。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『アメリカの時計』撮影:宮川舞子
長塚圭史(演出)
カタチのないものを信じ、多くを託し、預け、委ねている現在にこの戯曲がどう響くのか。またこの終わりなき資本主義社会にこの劇が今何を語るのか。初日が開けた今もまだ確かなことは言えませんが、なぜ今この劇を上演するのかと日々問い続けながら歩みました。
どちらかというとアーサー・ミラー作品の中でもあまり注目されてこなかった、どちらかというととっつきにくい史実を扱った、どちらかというと歪な構造のこの『アメリカの時計』ですが、過去と現在とを結びつけ肉付けしてゆく俳優陣、柔軟で迅速なスタッフと共に丁寧に紡ぎました。
社会劇としての魅力もありますが、ボーム家のように、近くこのようなことが我が身に降りかかるのではないかと夢想しながらSF劇として観るのもまた一興、いやちょっと恐ろしいか。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『アメリカの時計』撮影:宮川舞子
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『アメリカの時計』撮影:宮川舞子
公演の詳細は公式サイトで。
https://www.kaat.jp/d/the_american_clock
(文:エントレ編集部)
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『アメリカの時計』
【作】アーサー・ミラー
【演出】長塚圭史
【翻訳】髙田曜子
【出演】
矢崎広 シルビア・グラブ 中村まこと 河内大和
瑞木健太郎 武谷公雄 大久保祥太郎 関谷春子
田中佑弥 佐々木春香 斎藤瑠希 天宮良 大谷亮介
2023年9月15日(金)~2023年10月1日(日)/神奈川・KAAT神奈川芸術劇場
公式サイト
https://www.kaat.jp/d/the_american_clock
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