演劇を制作しているみなさま、おはようございます。
エントレを運営しておりますヴィレッヂの森脇です。
通常であれば舞台の製作発表やらゲネプロやらに出かけて撮影したり、編集したりしていることが多かったんですが、2020年春からは新型コロナ災害の影響を受けて、とんとロケに行かなくなり主に自宅勤務が続いております。
ロケに行かなくなって、なんだかさみしくなったので2020年4月くらいに「退屈なことはPythonにやらせよう」という本を買い、ちょこちょこと勉強を始めてみました。
Python(パイソン)って何?
Python(パイソン)はとあるプログラミング言語です。その名はイギリスの喜劇集団「モンティ・パイソン」に由来するということなので、舞台関係者との相性も良さそうです!
それでは、いったいどんなことができるのか?
例えば、
・ファイルの名前を変えたり、フォルダを作ったり
・エクセルやワードをプログラムして操作できる
・WEBから情報を拾ってきてファイルに書き出す
・画像を操作できる
・ある時間になったら、何かを操作する
とか、いろんなことができるらしいのです。
Pythonを使えば、演劇の制作さんがコツコツ地道にやっている作業をちょっとだけ楽にできるかも・・・、と考えたのがこの企画の趣旨です。
Pythonについて、いくつか書いてみた記事がこちらです。
・Pythonその1 舞台写真をリサイズして劇団のクレジットを入れる
・Pythonその2 エクセルの連絡リストをもとに大入袋PDFを生成する
・Pythonその3 青空文庫にある戯曲を読みやすい縦書き台本形式に成型する
エクセルのマクロ
制作の方の中には「エクセルのマクロ」という名称を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
エクセルの中で「マクロ」を使うと、あらかじめ決めた作業を命令書通りに実行してくれるのです。
例えば、
・C列とE列を削除
・4行目の下に2行を追加
・A3のセルの内容をB3にコピペする
・A列で重複しているアドレスがあったら全部削除
みたいな作業を手順を書いて仕込んでおくと、ワンクリックでそれをこなしてくれる、という感じです。
アンケートフォームから受け取ったデータを整理して顧客リストに加工するみたいな作業にも使えそうです。
こちらは割と多くの制作の方が使っていそうだなと思ったので、割とたくさん記事を書いてみました。ぜひマクロをマスターして業務に役立ててみてください。
(文:森脇孝/エントレ)