「赤」を身にまとった「男」が紡ぎ出す、いにしえの物語。『レッド・コメディ~赤姫祀り~』7月9日(木)から座・高円寺にて上演


宣伝イラスト/波津彬子 宣伝美術/小川真理

舞台『レッド・コメディ~赤姫祀り~』が7月9日(木)から座・高円寺にて上演される。

劇団 花組芝居とは

1987年、演出・俳優・作家の加納幸和を中心に結成。「ネオかぶき」と称し、難しいイメージのあった歌舞伎の娯楽性を追及した作風で人気を博す。所属俳優は男優のみ。個性豊かな俳優陣が女形も演じる。近年では、知っているようで知らない『仮名手本忠臣蔵』や『怪談牡丹燈籠』などの全編通し上演で話題を呼んだ。また歌舞伎作品のみならず、漫画原作や海外戯曲など幅広く上演している。

花組芝居が放つ、絢爛豪華な「赤姫」の世界

「赤姫」とは、歌舞伎のなかでも特に身分の高いお姫様の役柄。八重垣姫、中将姫、桜姫といった、古典文学にその名を刻む伝説のヒロインたちのことをいう。

本公演では、劇団「花組芝居」が誇る女形たちが、その「赤姫」の世界を鮮烈に描き出す。重厚な義太夫の響きとともに繰り広げられるのは、古典演目の名場面の数々。
男性俳優が徹底的に磨き上げた所作と美学によって、女性の情念の極致が舞台上に再現される。

物語の芯にあるのは、昭和という激動の時代を生き抜いた一人の女形の葛藤。芸を継承する者の孤独と、演じることに生涯を捧げた「業」が、煌びやかな舞台の裏側から浮かび上がる。
伝統の様式美と、現代的な劇構成が融合した、目も眩むような「赤姫」の祭典。
虚構ゆえに到達できる、純度の高い美しさと真実の愛が劇場で繰り広げられる。

『レッド・コメディ~赤姫祀り~』初演ダイジェスト

STORY

一人の老齢の赤姫が車椅子に座っている。
その姿は、男たちに赤姫たちに包まれ……やがて消えていく。
 昭和十二年、夏。
 東新聞社主の田岡の家に、作家の乾と編集者の西村がいる。彼らは東新聞で連載を持つ作家・手塚から呼び出されたのだ。耳の遠い婆やや、顔の爛れた謎の男に案内されつつ待っていると、叫び声をあげ若い小説家の川野が飛び出してくる。「田岡さんを待っていたら、あの人が」と、そこに現れるのは赤姫の様相をした女形「葵」であった。戻って来た田岡に飛びつく葵。「田岡さん、た~んと可愛(かわゆ)がって下さんすか?」
 なぜ、この女形が田岡の家にいるのか、その秘密が明かされる中、手塚が自殺したという一報が入る。田岡はつぶやく。「……なぜだ手塚、なぜ君が死ぬ必要がある。」手塚と自殺を図った女を見た途端、川野は倒れる――彼にも誰にも言えぬ秘密があったのだ。
 昭和初期の文壇で生まれる男たちの憧れ、嫉妬、そして愛憎。葵と言う女形の宿命。それぞれの悩みや葛藤が赤姫たちの物語と交わり、汗ばむような色香が漂う。
葵は微笑む。「お前のように、アタシに惚れて惚れて惚れ抜いてな」
 やがて、それぞれの想いは尖り、滑稽な愛の物語を生み出して行く……。

 

撮影/武藤奈緒美

本作は7月9日から座・高円寺(東京)で上演される。
詳細は公式サイトで。

(文:花組芝居 監修:エントレ編集部)

公演情報

舞台『レッド・コメディ~赤姫祀り~』

【脚本】秋之桜子
【構成・演出】加納幸和

【出演】
加納幸和 原川浩明 山下禎啓 桂 憲一 八代進一 北沢 洋 横道 毅 秋葉陽司 磯村智彦 丸川敬之 押田健史 永澤 洋 武市佳久 髙橋 凜(研修生)

阿部丈二(演劇集団キャラメルボックス)

2026年7月9日(木)~12日(日)/座・高円寺1(東京)

 
公式サイト
https://hanagumi.ne.jp/

チケットを探す
花組芝居 https://hanagumi.ne.jp 03-3709-9430
座・高円寺ボックスオフィス(月曜定休)
https://cloud-pass.jp/project/zakoenji(無休24H受付)
03-3223-7300/窓口(10:00~18:00)
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