妖精大図鑑による舞台『ASAKUSA THUNDER GATE』が11月25日(金)から東京・浅草九劇で上演される。
妖精大図鑑は、主に舞台作品を創作する、多摩美術大学卒のパフォーマンスユニット。振付の永野百合子、脚本の飯塚うなぎ、音響の鈴木はじめの3人組。
ダンス、歌、コント、など様々なシーンによって構成される舞台作品を多く発表してきた。
写真:福本剛士
今回上演される『妖精大図鑑ASAKUSA THUNDER GATE』は、未来の浅草を舞台に、ダンスと コントを織り交ぜながら、初めての宇宙旅行を描く。
脚本は飯塚うなぎ。振り付け・ 演出は、横浜ダンスコレクション 2018最優秀新人賞を受賞した永野百合子が手がける。
エキセントリックな設定と、日舞と洋舞を行き来する身体性。「言葉で説明しづらい」と評される、演劇ともダンスとも言いきれない奇妙な魅力を持った作品になるという。
ライブのチケットが当たってしまった。
これは一大事!
これは位置大事!
地球に遠征しなくてはならない
宇宙船のチケットも取らなきゃいけないし
宿も探さなきゃだし
どの宇宙服を着て行こう
会った事はない友達と
初めて地球で待ち合わせ
推しと星は似ている
あの星に行って
おんなじ空気を吸ってみたいのだ
太陽系から40光年先、タビー・ビットは震えていた。最近人気の太陽系音楽ユニット、ソーラーシステムの地球公演のチケットが当選したのだ。大好きなソーラーシステム、そして一押しメンバーのアースをこの目で見るべく、タビーは遠い遠い星、地球への初めての遠征を決めるのであった…
人間の皆様こんにちは。妖精大図鑑です。
浅草で公演を打つのは5年ぶりのことです。 日本有数の観光地であるこの場所には、様々な土地から人が集まります。その日限りの出会いや交 流が渦巻く観光地は、誰が居たっておかしくない空間。妖精にとっては絶好の紛れ込みスポットです。観光、そして旅。そんなことを浅草で考えたなら、遠い遠い星から地球という観光地にやってくる女の子が浮かんできました。初めて一人で宇宙船に乗って、大好きな星と、まだ会った事のない友達に会いにやってくる。
そんなわけで、今回はここ浅草で、初めての遠征旅行をしてみたいと思います。 妖精大図鑑一同、人間の皆様をお待ちしております。
本作は11月25日(金)から東京都・浅草九劇で上演される。
詳細は公式サイトで。
http://youseidaizukan.com/
(文:エントレ編集部)
妖精大図鑑『ASAKUSA THUNDER GATE』
【作】飯塚うなぎ
【振付・演出】永野百合子
【出演】安部 萌、神保治暉(エリア51)、住玲衣奈、中村亮太、平山 犬、飯塚うなぎ(妖精大図鑑) 、永野百合子(妖精大図鑑)
2022年11月25日(金)~11月27日(日)/東京・浅草九劇