KERA×緒川たまきの新ユニット・ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』9月13日(日)に世田谷パブリックシアターで開幕/出演は仲村トオル、水野美紀、高田聖子など
ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』 撮影:引地信彦KERA×緒川たまきの新ユニット・ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』が9月13日(日)に世田谷パブリックシアターで開幕した。出演は仲村トオル、水野美紀、高田聖子など。
ケムリ研究室は、劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と女優・緒川たまきが新たに立ち上げたユニット。
第一回公演となる今公演では、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子などが出演する。
今回の作風は、近年の『グッドバイ』や『キネマと恋人』といったKERA作品にみられるような、幅広い層が楽しめるロマンティック・コメディ。
物語は、大企業ロイド社の社長であるマーガレット(緒川たまき)と、ライバル企業のソニック社の社長タチアナ(高田聖子)という因縁めいた旧知の二人が、通称「ベイジルタウン」と呼ばれる貧民街の再開発を巡って火花を散らすことから端を発する。そこである賭けをすることになり、マーガレットはベイジルタウンにやって来た。そこでマーガレットを待ち受けていたのは、不思議なあだ名で呼び合う貧民街の住人たち、王様(仲村トオル)、ハム(水野美紀)、サーカス(犬山イヌコ)ドクター(温水洋一)、ヤング(松下洸平)、そして彼らと交流を持つ娘スージー(吉岡里帆)などなど。マーガレットとベイジルタウンの人々、ロイド社の社員、タチアナ率いるソニック社などの思惑を巡り、思いも寄らない出来事が巻き起こってゆく…。
ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』 撮影:引地信彦
胸を張ってエンゲキだと言える公演を、緒川さんとのユニットの旗揚げで開幕することが出来ました。今年3本目のはずだったのに、1本目になってしまいました。それでも幕を開けられて、本当に、本当に良かった。カンパニーの皆さんの尽力とお客さんのおかげです。
カーテンコールでの盛大な拍手には感無量でありました。客席と舞台で3時間半を共有できることの幸せ。
『ベイジルタウンの女神』は間口の広い作品です。今日観劇してくださったある演劇ライターの方は早速「海外の長編児童文学を読むような、ドキドキワクワクが詰まった、夢と希望に溢れた、大人も子どもも一緒に楽しめる物語。」とツイートしてくださいました。こんなに誰でも楽しめる作品を、次回いつ書くかわかりません。
マスクだ消毒だとご不便をおかけしますが、そして定員半減に伴い入場料も割高ですが、どうぞ観に来てください。お待ちしてます。
緒川たまき コメント
この作品のために集まってくださったキャスト、スタッフの愛情がこの作品にはたっぷりと詰まっています。完成するまでの過程はすでに感動の連続でしたが、初日を迎え、劇場にいらしゃって下さったお客様に更なるお力をいただきました。これからは、観てくださる方それぞれの無数の『ベイジルタウンの女神』が誕生していくのだと思います。ぜひ『ベイジルタウンの女神』に会いに来てください。劇場でお待ちしております。
ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』 撮影:引地信彦ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』 撮影:引地信彦
なお、今回は「来場できない状況の方にもご観劇頂ける機会を」というKERAの思いから、9月22日(火・祝)18時開演の回がPIA LIVE STREAMで生中継配信される。
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2024614&rlsCd=001
詳細は公式サイトで。
https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/kemuri_no1
(文:エントレ編集部)
ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』
【作・演出】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【振付】小野寺修二
【映像】上田大樹
【音楽】鈴木光介
【出演】
緒川たまき 仲村トオル 水野美紀 山内圭哉 吉岡里帆 松下洸平
望月綾乃 大場みなみ 斉藤悠 渡邊絵理 荒悠平 髙橋美帆
尾方宣久 菅原永二 植本純米 温水洋一 犬山イヌコ 高田聖子
【東京公演】9月13日(日)〜27日(日) 世田谷パブリックシアター
【兵庫公演】10月1日(木)〜10月4日 (日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【北九州公演】10月9日(金) 〜10月10日(土) 北九州芸術劇場 中劇場