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舞台『浪人街』が新橋演舞場で開幕/2〜4月に東京・名古屋・京都で上演
舞台『浪人街』入野自由
舞台『浪人街』が、2月20日に東京・新橋演舞場で開幕する。この後、名古屋・京都でも上演される。
「浪人街」は脚本家・山上伊太郎が書き下ろし、1928年にマキノ正博の監督で制作された「浪人街第一話 美しき獲物」から始まるサイレント映画シリーズ。時代劇映画において初めて“集団殺陣”というジャンルを切り開いたことでも話題を呼んだ本作が、この度舞台化される。
殺陣はもちろんのこと、映画版よりもさらに浪人それぞれにフォーカスして人間ドラマとしての面白さも詰め込んだという本作。人情、欲望、裏切りなどの時代劇らしさと、これまでになかった新しい視点が混ざり合った新時代のエンターテインメント時代劇になるという。
主演は丸山隆平(SUPER EIGHT)。共演に玄理、入野自由、藤野涼子、入江甚儀、佐藤誓、矢柴俊博、神保悟志、そして板尾創路と個性豊かな顔ぶれで、本格時代劇に挑む。
脚本は倉持裕、演出は一色隆司が手がける。
本作の囲み取材が行われ、公開舞台稽古が報道向けに公開された。
舞台は安政時代の江戸の町。
藤兵衛(佐藤誓)が営む飲み屋にはやくざ者、夜鷹、浪人といったはみ出し者たちが集い、毎晩酒を酌み交わしていた。
新顔の浪人・源内(丸山隆平)は店の支払いを巡り、用心棒である赤牛(⼊野⾃由)と刀を合わせる事態に。そこへ浪人の母衣(⼊江甚儀)が仲裁に入り、その場を収めるのであった。
店の常連で巾着切りのお新(玄理)は実は源内と顔なじみで、いつも弄ばれ金をたかられているのだが、源内に惚れ込んでいるためきつく当たりながらも縁を切れずにいた。
一方、浪人たちが暮らす寂れた長屋に住む孫左衛門(板尾創路)と妹のおぶん(藤野涼子)は、以前はれっきとした武士であったが没落し、お家再興のために必要な印籠も質屋に流してしまい、物乞いをして食いつなぐ日々を過ごしていた。
そんな日々の中で事件は突然に起こる。藤兵衛が殺されたのだ。
実は旗本の小幡伝太夫(神保悟志)とその弟の七郎右衛⾨(⽮柴俊博)が屋敷の裏売買を有利に進めるため、藤兵衛に盗みの冤罪を擦り付け殺したのであった。
父同然であった藤兵衛の復讐に燃えるお新。伝太夫らの仕業であることを見抜き赤牛と共に座敷に乗り込むお新であったが、人質として捕らえられてしまう。源内はお新を助けにいくも、伝太夫側に寝返った赤牛に嵌められその場から逃げるのであった。
その夜、翌朝にはお新が牛裂きの刑に処されると聞いた源内は……
舞台『浪人街』板尾創路
本作は新橋演舞場で上演後、名古屋・御園座、京都・南座でも上演される。
詳細は公式サイトで。
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2025roningai_enbujo/
(文:エントレ編集部)
舞台『浪人街』
【脚本】倉持裕
【演出】一色隆司
【出演】丸山隆平、玄理、⼊野自由、藤野涼子、⼊江甚儀、佐藤誓、⽮柴俊博、神保悟志、板尾創路
2025年3月21日(金)〜28日(金)/名古屋・御園座
2025年4月2日(水)〜10日(木)/京都・南座
公式サイト
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2025roningai_enbujo/