ミュージカル『舞姫』

ミュージカル・ユニットWAO『舞姫』8月21日からインディペンデントシアターOji(旧:王子小劇場)で上演

ミュージカル『舞姫』ミュージカル『舞姫』

ミュージカル・ユニットWAOによるミュージカル『舞姫』が8月21日(木)からインディペンデントシアターOji(旧:王子小劇場)で上演される。

 
Musical Unit WAOは、國武逸郎(くにたけいつろう)が主宰する団体。「新世代のミュージカル」を標榜し、2017年11月11日、上野小劇場にて旗揚げ公演「無色虹」を上演。2019年12月にはプロデュース公演「MEGA Numbers」を上演した。2020年は、緊急事態宣言を受けて「eミュージカル」を製作。出演者・スタッフが全員一度も顔を合わせずに新作ミュージカルを作るという前代未聞のプロジェクトであったが、多くの賛同を得て、2つの作品を公開した。コロナ禍中では活動休止を余儀なくされていたが、2024年5月、二人芝居ミュージカル『カエルのロッキンチェア』で本格的な活動を再開した。

今回、新たに上演するのは森鷗外の小説『舞姫』を原作としつつも、上演台本は時代設定を曖昧にし、『舞姫』が描くストーリーラインを克明にするという。
出演は神澤直也、藤本もあ菜、堀江慎也、村上真理奈、米澤賢人、柳瀬大輔など。
脚本・作詞・演出は國武逸郎が手がける。

STORY

2015年、シリア内戦に脅かされた100万人の難民がドイツに押し寄せた。
2020年のコロナ・パンデミックでは、多くの国がその国境を閉ざした。
そしてロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・ガザ戦争…
国際社会は、日指したあり方からどんどん乖離して、混沌さを増している。

「オーバーグローバリズム」とも呼べるような、国際主義・全球主義の行き詰まりが顕在化している今日の状況は、ナショナリズムとの間でひしめき、揺れ動く19世紀末のヨーロッパのそれと似通っている。

そんな時代に、異国ドイツに赴き、異国人と恋に落ちた、太田豊太郎という男がいた。

豊太郎の物語は、過去を旅し、現代をつなぎ、未来に向かう。

 

脚本・作詞・演出 國武逸郎 コメント

構想から8年、ようやく世に出すことができる「舞姫」。
「ミュージカル界を驚かそう」と立ち上げたWAOにとって、これは特別なチャンスです。

このキャスト、スタッフで臨めること、心強く、
一瞬たりとも目の離せない劇体験が生まれることを確信しています。
ぜひ劇場で目撃してください。

 
ミュージカル『舞姫』
ミュージカル『舞姫』

 
本作は8月21日(木)からインディペンデントシアターOji(旧:王子小劇場)で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://maihime2025.studio.site

 
(文:エントレ編集部)

公演情報

Musical Unit WAO
ミュージカル『舞姫』

【原作】森鴎外『舞姫』
【脚本・作詞・演出】國武逸郎
【振付】高山和大・岡田玲奈
【音楽監督】SOY
【作編曲】SOY・姫野七弦・竹内秀太郎・マカ・ママレード
【歌唱指導】日下麻彩

【出演】
太田豊太郎(Wキャスト)・・野島大貴 米澤質人
エリス・・藤本もあ菜 村上真理奈
相沢謙吉/リート・・神澤直也 堀江慎也
ローザ・・大川永 小嶋紗里
母・・高梨さおり 宮田佳奈
ヴォイチェフ 柳瀬大輔

教授・・井坂茜 平安座美央
マリー・・大久保舞咲 梶浦恵
シャウムベルヒ・・花咲まこと
天方大臣・・宮村大輔
レフ・・鹿田悟
警部・・玉川光起
ザラ・・鍵谷日菜子 黒川紗愛
ハンナ・・・絹田藍琉 中村ほのか

【日程】2025年8月21日(木)~26日(日)/インディペンデントシアターOji(旧:王子小劇場)

公式サイト
https://maihime2025.studio.site

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