
花組ヌーベル ミュージカル『平家蟹』6月5日から小劇場B1(下北沢)にて上演
宣伝美術/小川真理 宣伝写真/武藤奈緒美
舞台 ミュージカル『平家蟹』が6月5日(木)から小劇場B1にて上演される。
【劇団・花組芝居とは】
1987年、演出・俳優・作家の加納幸和を中心に結成。「ネオかぶき」と称し、難しいイメージのあった歌舞伎の娯楽性を追及した作風で人気を博す。所属俳優は男優のみ。個性豊かな俳優陣が女形も演じる。近年では、知っているようで知らない『仮名手本忠臣蔵』や『怪談牡丹燈籠』などの全編通し上演で話題を呼んだ。また歌舞伎作品のみならず、漫画原作や海外戯曲など幅広く上演している。
【加納幸和(花組芝居座長/脚本・演出)】
1960 年生まれ、兵庫県尼崎市出身。日本大学藝術学部演劇学科卒業。俳優、演出家、脚本家。1987 年『ザ・隅田川』にて、花組芝居を旗揚げ。今年38周年を迎えた劇団の座長としてほぼ全ての作品の脚本・演出を担当し、自らも女形として出演。帝劇・新橋演舞場など大劇場での出演・演出・脚本も多数こなし、ドラマや映画にも進出。また、歌舞伎の豊富な知識を生かしカルチャースクールの講師を勤めるなど、多方面で活躍中。
🦀平家物語後日譚×ミュージカル🦀
劇団花組芝居が少人数&小空間で実験的な作品を上演する〝花組ヌーベル″シリーズ。2025年はミュージカルに挑戦するという。
取り上げるのは、岡本綺堂の新作歌舞伎『平家蟹』。この作品は、いわば『平家物語』のスピンオフ。戦の最中、源氏の若武者が平家の小舟の竿の先に据えられた扇を矢で射抜いたという、有名な「扇の的」の後日譚だ。
平家滅亡となった壇ノ浦の合戦から数か月後。物語は、剥落した元平家の官女姉妹の家に、今は禅僧となった雨月が訪ねてくるところから始まる。夜な夜な平家の亡霊と語り合う姉、生活のために身を売る妹、その妹と恋仲になる源氏の若人…。
この悲劇が、演劇のメッカ下北沢の小劇場でどうミュージカル化されるのか。全編を彩る、星出尚志氏の楽曲にも期待が集まる。
源氏vs平家最後の合戦「壇ノ浦の戦い」の後、浦近くの浜辺には不思議な蟹があらわれるようになった。〝怒った人面模様″を甲羅に背負ったその蟹は「平家蟹」と呼ばれ、無念を残して海に散った平家の亡霊が乗り移っているという。
平家滅亡から数か月後。浦では合戦を生き残った平家の官女、玉虫と玉琴の姉妹がひっそりと暮らしていた。落ちぶれた生活をしているものの、姉の玉虫は気位高く、今でも激しく源氏を呪っている。一方、生きるために身を売る妹の玉琴は、客として出会った源氏方の那須与五郎と将来を誓い合うまでの仲になっていた。事実を知った玉虫は姉妹の縁を切ると激怒する。しかし、与五郎と玉琴の真剣な説得に突然二人の仲を認めると言い出し、自ら祝いの盃をすすめる-。
本作は6月5日から東京・小劇場B1で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://hanagumi.ne.jp
(文:花組芝居)
花組ヌーベル
舞台 ミュージカル『平家蟹』
【脚本・演出】加納幸和
【音楽】星出尚志
【出演/Wキャスト配役】
【浦組】
玉虫……………加納幸和
玉琴……………武市佳久
那須与五郎……丸川敬之
雨月……………八代進一
おしお…………秋葉陽司
平家蟹…………山下禎啓・桂 憲一・押田健史・永澤 洋
【浜組】
玉虫……………加納幸和
玉琴……………永澤 洋
那須与五郎……押田健史
雨月……………桂 憲一
おしお…………山下禎啓
平家蟹…………八代進一・秋葉陽司・丸川敬之・武市佳久
公式サイト
https://hanagumi.ne.jp/stage-2506/
チケットを探す
花組芝居
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03-3709-9430
カンフェティ
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050-3092-0051(営業時間:平日10:00~17:00)