
ロロが⾼校⽣に捧げる《いつ⾼シリーズ》を2ヶ月連続で上演 6月『いつだって窓際であたしたち』、7月『校舎、ナイトクルージング』武蔵野芸能劇場にて
ロロ『いつだって窓際であたしたち』『校舎、ナイトクルージング』
ロロが⾼校⽣に捧げる《いつ⾼シリーズ》2作品が、2ヶ月連続で武蔵野芸能劇場 小劇場で上演される。
ロロは劇作家・演出家の三浦直之が主宰を務め、2009年に結成した劇団。古今東西のポップカルチャーをサンプリングしながら既存の関係性から外れた異質な存在のボーイ・ミーツ・ガール=出会いを描き続ける作品が老若男女から支持されている。
2015年から2021年にかけて、高校演劇のコンクールで上演されることを目指し、60分⼀幕モノで再現性の⾼い簡素な舞台装置にこだわった《いつ⾼シリーズ》を創作。
「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三⾼等学校」を舞台にした、全10作品からなる連作群像劇シリーズで、教室、渡り廊下、駐輪場、屋上、図書室──学内のあらゆる場所を舞台に、「まなざし」をテーマにした物語が描かれた。
稲川悟史、小川沙良、竹内蓮
土本燈子、端栞里、三上晴佳
徐永行、野口詩央、古川路
今回はこの《いつ⾼シリーズ》で上演した2作品、『いつだって窓際であたしたち』『校舎、ナイトクルージング』が2ヶ月連続で、武蔵野芸能劇場で上演される。
再演にあたり、フルキャストオーディションを実施。約450名の応募から選ばれた新キャストとして、稲川悟史(⻘年団)、⼩川紗良、⽵内蓮(劇団スポーツ)、⼟本燈⼦、端栞⾥(南極)、三上晴佳、徐永⾏(ザジ・ズー/さるさるさる松井絵⾥/サンバーチャイチャイ)、野⼝詩央(劇団かもめんたる)、古川路(TeXiʼs)が出演する。
脚本・演出は三浦直之が手がける。
いつ⾼(いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三⾼等学校)シリーズ
『いつだって窓際であたしたち』
STORY
いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三⾼等学校の昼休み。 太郎は校庭を永遠に⾛り回って、⽩⼦は校庭のミニチュアを
つくってる。教室のカーテンの中では、瑠璃⾊と茉莉がささやきながらうわさ話。HUNTER×HUNTER の連載再開を待ち望む将⾨のと
ころへ朝が⼼霊写真を持ってきて、その側では、新名が崎陽軒のシウマイ弁当を⾷べるチャンスを伺ってる。 笑い声と⾜⾳と咀嚼⾳はま
ざりあって喧噪になって、⻘春みたいになってく。
いつ⾼(いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三⾼等学校)シリーズ
『校舎、ナイトクルージング』
STORY
誰もいない夜の校舎でひとりきり、昼間に集めた声を聴く。それがあたしの唯⼀のたのしみ。昼間の校舎に、あたしはいない。あたしは、あ
たしのいなかった時間を盗み聞きして、あたしのいなかった校舎を歩く。昼と夜を重ね合わせるんだ。
⾼校⼀年⽣のころ、ぼくは⼀⼈も友だちができなくて、授業中も休み時間もつねに教室のすみっこで⼩説を読んで過ごしてました。当時とくに好んで読んだのがキラキラした⻘春⼩説。そこで描かれるものはぼく⾃⾝の⾼校⽣活とはかけ離れてたけれど、かけ離れているからこそ「きっとどっかにはこんな⻘春を送っている⼈もいるんだ」とおもえるだけで少し気が楽になりました。
『いつだって窓際であたしたち』の戯曲の冒頭が「ファンタジーでなければならない」というト書きから始まってるのは、このときの経験からです。いまここで息苦しいひとが少しでも呼吸しやすくなるような虚構を作りたくて書きました。
初演から10年、新たなキャストとともに『いつ⾼シリーズ』を上演します。まずは何より今の10代に届くものを作りたいです。
『いつだって窓際であたしたち』は、6⽉17⽇(⽕)から武蔵野芸能劇場 ⼩劇場で、
『校舎、ナイトクルージング』は、7⽉8⽇(⽕)から、同じく武蔵野芸能劇場 ⼩劇場で上演される。
詳細は公式サイトで。
http://lolowebsite.sub.jp/ITUKOU2
(文:エントレ編集部)
ロロ
いつ⾼(いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三⾼等学校)シリーズ
『いつだって窓際であたしたち』
【脚本・演出】三浦直之
【出演】
稲川悟史(⻘年団)
⼩川紗良、⽵内蓮(劇団スポーツ)
⼟本燈⼦
端栞⾥(南極)
三上晴佳
【日程】2025年6⽉17⽇(⽕)〜22⽇(⽇)/武蔵野芸能劇場 ⼩劇場
ロロ
いつ⾼(いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三⾼等学校)シリーズ
『校舎、ナイトクルージング』
【脚本・演出】三浦直之
【出演】
⼩川紗良
徐永⾏(ザジ・ズー/さるさるさる松井絵⾥/サンバーチャイチャイ)
⽵内蓮(劇団スポーツ)
野⼝詩央(劇団かもめんたる)
古川路(TeXi’s)
【日程】2025年7⽉8⽇(⽕)〜13⽇(⽇)/武蔵野芸能劇場 ⼩劇場