コーポリアルマイム舞台芸術学校のフルタイムコース学年末公演「PEOPLEPEOPLE」が開幕

「PEOPLEPEOPLE」舞台写真

コーポリアルマイムを専門としたシアターカンパニーtarinainanikaが運営するコーポリアルマイム舞台芸術学校のフルタイムコース学年末公演「PEOPLEPEOPLE」が開幕した

本作は、​コーポリアルマイム舞台芸術学校が開講しているコースの1つ、フルタイムコースが行う学年末公演だ。


「PEOPLEPEOPLE」舞台写真

コーポリアルマイムとは、20世紀フランス演劇界の巨匠であり、近代マイムの父と称されるエティエンヌ・ドゥクルーが構築した役者の芸術(アクター・アート)。
人間の様々な内的ドラマを身体で表現することから「思考する身体の芸術」と呼ばれ、役者が自らのアイディアを具体化するための体系的なテクニックと、戯曲主体の演劇とは根本的に質の異なるレパートリー作品や創作プロセスを有して、身体の創造性から具体化される役者主体の演劇のあり方を提示する。

この学校は、役者の身体表現を追求したコーポリアルマイムを専門とする​フィジカルシアターユニット、tarinainanika(タリナイナニカ)によって運営されている。
フルタイムコースは、tarinainanika主宰の巣山賢太郎とタニア・コークによる実技のレッスンを中心に、コーポリアルマイム及びフィジカルシアターの高度な専門性を追求することを目的としたコースだ。


「PEOPLEPEOPLE」舞台写真

プロの表現者として活動を開始・継続するための学修意欲が強い人を対象に、3年間のコース修了後時には、講師が定めた修了試験を行い、合格者に対して卒業証明書が授与される。
原則3年間のコースだが、最短1ヶ月からの短期参加も可能であり、コース期間中であれば、途中からでも参加できる。


「PEOPLEPEOPLE」舞台写真

巣山賢太郎とタニア・コークは、現在、大阪市東成区のアトリエを拠点に、コーポリアルマイムの伝統を引き継ぐ第三世代のアーティストとして、クリエーションとエデュケーションを軸にした活動を国内外で展開している。
今年は、彼らが舞台芸術学校と共に運営しているイベントスペース「FLYING CARPET FACTORY」のオープンからも5周年を迎え、5周年を記念した様々な企画が開始している。

上演詳細

コーポリアルマイム舞台芸術学校フルタイムコース参加者5名によるフィジカルシアターパフォーマンス。
イギリス、中国、日本の役者たちが、それぞれの言語と「カラダ」という人類共通の表現媒体を駆使して個々のアイディアを具体化したオリジナル作品。
学者、クラウン、パンク、病人、学生といった個性あふれるキャラクターが、矛盾や不条理と対立する中で自らの「あり方」を探る。

 
公演は、6月29日と30日に、大阪のFLYING CARPET FACTORY 2F スタジオで行われる。

詳細は公式サイトで。
https://www.tarinainanika.com/peoplepeople

(文:エントレ編集部)

公演情報

フルタイムコース学年末公演『PEOPLEPEOPLE(ピーポーピーポー)』

【出演】辻本将哉 杉本輝哉 野中知樹 ハリー・ディーン ルーシュン・ダイ
【演出】tarinainanika(巣山賢太郎 タニア・コーク)

2024年6月29日(土)13:00・17:00,6月30日(日)13:00/大阪・FLYING CARPET FACTORY 2F スタジオ

・上演時間:約60分 ※トーク含む
・料金:¥1,000(要予約)
・アクセス:鶴橋駅(JR 環状線、近鉄線)から徒歩 10 分/今里駅(千日前線)から徒歩7分
・予約フォーム:https://forms.gle/WAM5DXdTPRYbF4ZQ9
 
公式サイト
https://www.tarinainanika.com/peoplepeople

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