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ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』

後藤ひろひとの傑作作品にTravis Japanの七五三掛龍也と吉澤閑也が出演 ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』7月3日から東京・大阪で上演

ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』
ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』

ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』が7月3日(水)から東京国際フォーラム ホールCで、7月20日(土)からCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。出演は七五三掛龍也(Travis Japan)、吉澤閑也(Travis Japan)、伊原六花、加藤梨里香など。

本作はユーモアと切なさと残酷さが混じり合ったダークファンタジーを得意とする後藤ひろひとの代表作の一つ。2002年、2005年、2015年と上演を重ね、観客を魅了してきた作品だ。
この笑いと恐怖と感動を詰め合わせた宝箱のような本作がミュージカルとして生まれ変わる。

脚色・演出は、ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズなどに加え、「東京2020 パラリンピック」開会式の演出でも世界的に注目を集めたウォーリー木下。
音楽および音楽監督は、作品の魅力をより引き出すために、ケルト音楽にも造詣が深く、リリカルな楽曲を手掛けている中村大史が担当する。

出演は七五三掛龍也(Travis Japan)、吉澤閑也(Travis Japan)をはじめ、伊原六花、加藤梨里香、入野自由、コング桑田、小松利昌、竹内將人、松尾貴史、中村梅雀など。

ストーリー

とある山中。中世のアイルランドを思わせる不思議な土地、そして音楽…。
旅行中の聡と真奈美は霧のために立ち往生し、ある老人の住む山小屋に一夜の宿を求めた。
問わず語りに老人が語る昔話に、だんだんと心を奪われていく。

むかしむかし。
この土地を不思議な病が襲ったときのこと。
病の症状は人によって違っていた。指に鳥が止まってしまう病。天使の羽が生えてしまう病…。
そんな中でも、最も不幸な病に冒されたのが、心と体が入れ替わり、心は水晶のように美しく、しかし誰も近づきたがらない醜い容姿となったカビ人間。
カビ人間は、その容姿から村人たちに疎まれ、ただ一人で鐘を撞いている。
そんなカビ人間とある日、出会ってしまったのが、思っていることの反対の言葉しか話せなくなった娘・おさえ。最初はカビ人間におびえていたおさえだが、その美しい心に触れて、徐々に彼に心を開いていく。
しかし心惹かれれば惹かれるほどに、おさえの口から出るのはカビ人間への罵倒の言葉。
やがてその言葉が、カビ人間を窮地に追い詰めていく…。

一方聡と真奈美は、老人の話に夢中になっている間に、気がつくとこの不思議な世界の中に入り込んでいた。
そして、病を治すのは伝説の剣・ポーグマホーンであることを市長から教えてもらった真奈美はしり込みする聡を引っ張って剣を探す旅に出る。
その頃、おさえの罵倒の言葉を信じ込んだ村人たちによって、追い詰められていくカビ人間。
ポーグマホーンと不思議な歌、そして鐘の音が重なった時、悲しくも美しく、残酷な奇跡が起きる…!

 

[作]後藤ひろひと

まるで”病気の街”のような劇団にいた。団員は皆、容姿も個性も独特で、私は常にそれらの特性を活かした脚本を書こうと努力しした。その劇団を退団する時に書いたのがこの作品だ。なので私はこの作品に”病気の街”への別れのメッセージを込めた。
ほんの数年前、地球全体が”病気の街”になった。深い悲しみや不思議な光景が世界を覆った。そんな”病気の街”にも終わりが来た。だからこの作品が帰って来たのだろう。
 
[脚色・演出]ウォーリー木下
僕が演劇をはじめたころに衝撃を受けた劇団のひとつが遊気舎でした。後藤さんの作るワールドと俳優陣の縦横無尽で無茶苦茶な演技は、まるで現代版の見せ物小屋、毎公演恐ろしくもたのしみに観に行っていました。その中でも「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、驚くほどにくだらなくて温かく、そしてグロテスクで美しい舞台でした。
ミュージカルにしたいと言ったのは僕です。理由は6つあります。一つ目は、骨の太い物語。どれだけ演出を変えてもぶれない強さ。ミュージカルにとって物語は最も大事な要素です。二つ目は、あ文字数。
 
[音楽/音楽監督] 中村大史
ユーモアと切なさと残酷さが混じり合ったダークファンタジー、それはそっくりそのままケルトの神話性、僕が好きなアイルランド音楽が密やかに纏う空気感につながります。
言葉にし難い、信仰にも通ずる想いを、ユーモラスな言葉のからくりをモチーフに、言葉を駆使して語られる物語。
今作のために力を尽くす全てのメンバーの魅力が舞台上に集結したとき、そこにはどんな音楽が聞こえるのか。耳をすまして鋭意作曲中です。3人のアイルランド音楽演奏家による生演奏でお届けいたします。

七五三掛龍也
カビ人間を演じます七五三掛龍也です。歴史あるこの作品に参加させていただけること、僕自身舞台出演が久しぶりなので今からワクワクしています。前回カビ人間を演じていた佐藤隆太さんはお世話になっている先輩で、出演が決まった時運命だと思いすぐ連絡しました。
今回、後藤ひろひとさん作の、演出がウォーリー木下さんで、さらにミュージカルになるということで新しい”ダブリンの鐘つきカビ人間”になるのかなと楽しみにしています。作品を通してユーモアや切なさ、感動のエンターテイメントをお届け出来ればと思っています。

吉澤閑也
自分はお芝居をしっかりさせてもらうのは今回が初めてなので自分が思う聡というキャラクターを出せたらと思います。
そしてご来場いただける方々がのめり込めるような作品にできたら嬉しいです。

 

詳細は公式サイトで。
https://stage.parco.jp/program/dublin2024

(文:エントレ編集部)

PARCO&CUBE produce 2024 ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』

【作】後藤ひろひと
【脚色・演出】ウォーリー木下
【音楽・音楽監督】中村大史
【演奏】中村大史 奥貫史子 石崎元弥

【出演】
七五三掛龍也(Travis Japan) 吉澤閑也(Travis Japan) 伊原六花 加藤梨里香
入野自由 コング桑田 小松利昌 竹内將人 松尾貴史 中村梅雀 ほか

【東京公演】2024年7月3日(水)~10日(水)  東京国際フォーラム ホールC
【大阪公演】2024年7月20日(土)~29日(月) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

公式サイト
https://stage.parco.jp/program/dublin2024

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