日英の気鋭が集い送る、新たな家族の物語 舞台『野兎たち』2月8日から東京で開幕!さらに可児・英国で上演
舞台『野兎たち』 撮影:石川純可児市文化創造センターとリーズ・プレイハウスによる共同制作舞台『野兎たち』が2月8日(土)に東京で開幕した。続いて可児・英国で上演される。
本作は、英国のハロルド・ピンター新作委託賞を受賞した作家のブラッド・バーチが、日本各地を取材して書下ろした新作。
英国内外で活躍するマーク・ローゼンブラットと、文学座の西川信廣の日英気鋭の演出家ふたりが共同演出で挑む。なぜ人々は孤立し、社会的圧力に押しつぶされるのか…。人々の幸福のあり方を問う、家族の物語だ。
出演はスーザン・もも子・ヒングリー、小田豊、七瀬なつみ、サイモン・ダーウェン、アイシャ・ベニソン、永川友里、田中宏樹と、日英の実力派がそろった。
舞台『野兎たち』 撮影:石川純
岐阜県可児市、中村家に、ロンドンで暮らす娘・早紀子が、婚約者・ダンとその母・リンダを伴い帰ってくる。母・千代が迎え入れ、しばし流れる、和やかな異文化交流の時間。
だが早紀子は様変わりした自室や、娘の帰省を知りつつ不在を決め込む父・勝に不信感を募らせ、「“違う生き方”を選んだことで、自分は今も両親に罰せられているのだ」と鬱積した想いをダンに吐露する。
やがて、早紀子の兄・弘樹の見舞いと称して、彼の同僚が来訪する。名古屋で妻と暮らすはずの兄。
次第に、知られざる家族の姿が浮き彫りにされていく――。
舞台『野兎たち』 撮影:石川純舞台『野兎たち』 撮影:石川純舞台『野兎たち』 撮影:石川純
本作は2月8日(土)に東京・新国立劇場・小劇場で開幕。16日(日)まで上演される。
その後、2月22日(土)から岐阜・可児市文化創造センター・小劇場で、3月12日(木)から英国・リーズ・プレイハウスで上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
可児市文化創造センター+リーズ・プレイハウス 日英共同制作公演『野兎たち』
【作】ブラッド・バーチ
【翻訳】常田景子
【演出】マーク・ローゼンブラット + 西川信廣
【出演】スーザン・もも子・ヒングリー、小田豊、七瀬なつみ、サイモン・ダーウェン、アイシャ・ベニソン、永川友里、田中宏樹
2020年2月8日(土)~2月16日(日)/東京・新国立劇場・小劇場
2020年2月22日(土)~2月29日(土)/岐阜・可児市文化創造センター・小劇場
2020年3月12日(木)~3月21日(土)/英国・リーズ・プレイハウス