2020年舞台写真

結城座旗揚げ390周年記念公演第二弾「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」9/18(木)~ザムザ阿佐谷で上演

旗揚げ390周年記念公演第二弾「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

結城座旗揚げ390周年記念公演第二弾「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」9/18(木)からザムザ阿佐谷にて上演される。

 
江戸糸あやつり人形結城座とは江戸時代(1635年)に初代結城孫三郎が旗揚げ以来、390年続く伝統ある糸あやつり人形劇団。国記録選択無形民俗文化財及び、東京都無形文化財に指定されている。
「伝統と革新、古典と新作の両輪」を活動指針に掲げ、古典公演はもとより、新作・写し絵・海外公演等、幅広く公演を重ねてきた。
2021年6月には結城数馬が十三代目結城孫三郎を襲名し、次世代へと着実に歩を進めている。

本作では、旗揚げ390周年記念公演第二弾として、1970年代から結城座と交流を深め、演劇・オペラ・ミュージカルなどの幅広い作品を手掛ける劇作家・演出家の加藤直氏を迎え、節目の年に舞台創りに挑むという。

石川啄木の教員経験を基に、現代にも通じる鋭い時代批評と、自由な教育への想いが書かれた小説「雲は天才である」を下敷きに、啄木の短歌や五行歌を劇中に散りばめる。学校を舞台に、伊波二郎デザインの個性豊かな人形たちを、江戸糸あやつり人形ならではの技芸で操演する。

(あらすじ)

雲と遊び風と戯れ、糸あやつり人形の一座が旅をしていた。お客が待つ次の劇場へ向かう途中の事だった。ふと気がつくと一座の代表的古典作品 の主役の人形がいないじゃないか!皆で探していると道の端に1冊のノートが落ちている。イシカワハジメー啄木ーという新米の教師が書いた日記 らしい。歌や奇抜な話が満載だ。 舞台は、いつかどこかにあったに違いない楽しくも滑稽な「ガッコウ」。ここでは、ハジメ先生(啄木先生)が作ったウタをみんなで歌って踊っている。ちょっと変わった先生たち―ウナギ校長、ススケランプ教頭、マドンナ先生、マダム馬鈴薯ーと元気で素直な村の子供たちとで繰り広げる、ユニークな学校生活!

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十三代目結城孫三郎(出演)

 タクボクを初めて上演したのは2012年、その当時はまだ私は結城孫三郎ではありませんでした。この作品はまず岩手で上演し後に沖縄でも上演しました。この時は十二代目結城孫三郎だった父は参加しておらず若手中心での舞台でもあり、私にとっても結城座としてもかなり挑戦的な作品でもありました。
 その後2020年に再演され、その際には父も参加し、変更を加えた公演となりました。個人的な思い出ですが、私にとっては結城孫三郎を襲名する前の最後の新作公演でもあり、初めての感染症対策などで試行錯誤を繰り返した公演でもありました。
こうして複数年に渡って上演されたこの作品が今また加藤直氏の手によって新しく生まれ変わることは結城座の390年の歴史の中で私と13年の月日を一緒に歩んで、切磋琢磨して来た作品だと言えると思います。
初演からはこの作品も様々な変化を遂げており、それに負けないように私も人形表現を注ぎ込んでおりますので、今回の公演では皆様にそのおかしみを楽しんで頂ければ幸いです。

 

本作は9月18日(木)から東京・ザムザ阿佐谷で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://youkiza.jp/archives/15474

(文:結城座 監修:エントレ編集部)

公演情報

結城座旗揚げ390周年記念公演第二弾「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

【脚本・演出】加藤直
【原作】石川啄木「雲は天才である」

【出演】十三代目結城孫三郎 三代目両川船遊 他結城座/音楽 紫竹芳之

2025年9月18日(木)~9月23日(火・祝)
会場:ザムザ阿佐谷 (東京都杉並区阿佐谷北2丁目12-21ラピュタビルB1F)

公式サイト
https://youkiza.jp/archives/15474

チケットを探す
カンフェティ→ http://confetti-web.com/@/youkiza_390th_annivol2

ぴあ→ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2518951
(Pコード534734)

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https://youkiza.jp/archives/15474

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