【役者コラム019】オーディション用写真の撮り方、お伝えします!

【役者コラム019】こんな写真はNG! 超重要なオーディション用写真の撮り方、お伝えします!

【役者コラム020】オーディション用写真の撮り方、お伝えします!
【役者コラム019】こんな写真はNG! 超重要なオーディション用写真の撮り方、お伝えします!

【役者コラム019】こんな写真はNG! 超重要なオーディション用写真の撮り方、お伝えします!

皆様こんにちは!
楽劇座の五條なつきです。

以前、【役者コラム006】で「オーディション面接の受け方」についての記事を読んで下さった読者さんから、「オーディション書類の書き方も知りたいです!」というリクエストを頂いていました。

確かに、オーディションの書類ってどう準備したらいいのか、最初はよく分かりませんよね。私も審査員側の立場になってから「もったいない…!」とか「この書き方はNGなのに…!」という書類を拝見することも多いのです。

そこで今回は、オーディション書類の中でも重要な「写真の撮り方」についてお伝えしていきますね。

写真は超重要!

オーディションでは、まず書類審査を突破することが大切です。面接に進まないと、自分の魅力をアピールする事も出来ません。

そのために大切なのが「写真」です。自分の事を全く知らない審査員に自分の魅力や個性が伝わるように、顔やスタイル、雰囲気が伝わる写真を撮る必要があります。

ですが、実際には「これはちょっと……」と審査員が思ってしまうような写真を撮っている方も多いので、NG例をご紹介していきますね。

こんな写真はNG!

極端に角度が付いている
イラスト:めいる

NGその1・極端に角度が付いている

全身写真を撮る時に注意してほしいのが角度です!上から撮ると頭でっかちに見えてしまいます。下から撮った方が脚が長く見えるのですが、極端なほど下から撮ると、これもおかしな見え方に…。

正面か、やや下から撮るぐらいの角度がベストです。

鏡で自撮り
イラスト:めいる

NGその2・全身を自撮りしている
これも意外と多いのですが、全身写真を室内で鏡越しに自撮りしている写真はNGです。

特に背景の部屋が散らかっていると、本人よりもお部屋に目がいってしまいます。鏡越しだと足先まで写っていなかったり、スタイルがよく分からなかったりしてしまうので、できれば他の人に撮ってもらいましょう。

それが難しい場合でも、セルフタイマーを利用するなど工夫して、きちんとスタイルが分かる全身写真を用意しましょうね。

顔がはっきり見えない
イラスト:めいる

NGその3・顔がはっきり見えない
顔・バストアップの写真は、正面から、顔がよく分かるように撮りましょう。

暗い
ピンぼけしている
手や小物で顔が隠れている
アプリで極端に加工している

特に最近はスマホアプリで自撮りしている写真も増えたのですが、頭が切れてしまっていたり、加工で本人の顔と極端に違っていたり……という事も多いので、出来れば人に正面から撮ってもらうのがオススメです。

スナップ写真
イラスト:めいる

NGその4・スナップ写真
写真を用意する間がなかったのかもしれませんが、旅先でのスナップ写真やお友達と写った写真だと、本人が分かりにくいのでこれもNG。

スナップ写真だと、スタイルがわかりにくい服装の事も多いです。

こんな写真ならOK!

NG例が分かったところで、OK例についてもまとめてみたいと思います。

できれば人に撮ってもらうのがベストです。自分で撮る場合も、自撮りはなるべく避けて、セルフタイマーを活用するなどして、工夫してみて下さい。
野外なら公園や自然、またはシンプルな壁を背景に撮るのもおすすめです。

正しい写真例
イラスト:めいる

正しい写真例

<顔・バストアップ>
頭やあごが切れていない
正面から写っている
極端な加工がなく、本人の顔がきちんと分かる
明るく、ピントが合っている

<全身>
頭からつま先まで、切れていない
すっきりした背景の場所で、ひとりで写っている
スタイルが分かる服装
明るく、ピントが合っている
極端に加工しておらず、実際のスタイルがきちんと分かる

「そうは言っても、可愛くてスタイルが良い方が書類審査を通過できるんでしょ!加工した写真を使いたい!!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

もちろん、可愛くてスタイルが良ければ有利かもしれませんが、実際の面接で写真とあまりに違う外見だと「イメージと違う」という理由で合格できません。

それに、いつも可愛くてスタイルが良い子だけが求められているとは限らないんですよね。審査員はただ単に「可愛くてキレイ」な人はたくさん見ているので、それだけでは響くものがなかったりします。

それよりも、「ものすごく可愛いわけではないのに、なぜか印象に残る」とか「この子の個性はこの役にぴったり!」という理由で合格する事もあったりします。

単に「可愛く!スタイル良く!」という事だけにこだわらず、オーディション内容に合わせた写真や、自分の個性(欠点と思っているところがチャームポイントになるかも!)が伝わる写真を撮るように心がけてみてはいかがでしょうか?

今回もお付き合い頂き、ありがとうございました!オーディション写真を撮る際の参考にして頂ければ嬉しいです。

その20》リモート公演であってよかった道具4選

(文:五條なつき ※文章・写真の無断転載を禁じます)

関連記事一覧