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佐藤誓と山西惇が演劇ユニットを旗揚げ 福原充則 作・演出 らんぶる『晩節荒らし』7月2日から東京・大阪で上演
佐藤誓・山西惇 出演 らんぶる第一回公演 『晩節荒らし』
AD+D:東學 撮影:渞忠之 スタイリング:髙木阿友子
佐藤誓と山西惇が旗揚げした演劇ユニット・らんぶるによる舞台『晩節荒らし』が7月2日から東京・大阪で上演される。作・演出は福原充則。
数々の演劇賞を受賞してきた同い年の二人の俳優、佐藤誓と山西惇が共演舞台で意気投合。還暦を機に「二人が演劇で真剣に遊べる場所」を求めて、新たに演劇ユニット「らんぶる」を結成した。
第一回公演として、福原充則の作・演出による新作二人芝居『晩節荒らし(ばんせつあらし)』を、2025年7月に、新宿シアタートップスと、ABCホールの二ヶ所で上演する。いずれも濃密な空間で、濃密な二人芝居が繰り広げられる。
佐藤誓・山西惇
AD+D:東學 撮影:渞忠之 スタイリング:髙木阿友子
佐藤誓(さとう・ちかう)
福原くんが聞きました。「今、お二人にとって興味がある事は何ですか?」二人の答えは同じでした。「老いと死かな~。」そして書いてくれたのがこの作品です。らんぶるの結成こそが『晩節荒らし』なのかも知れません。汚すのではなく荒らすのです! 40年ほど役者をやっていますがこんな舞台は初めてだと思います。上手く演じようなどと思う余裕は全く無さそうです。ただただ一生懸命やるしかなさそうです。もちろん私達も頑張りますが、面白くなるかどうかはお客様の想像力にかかっているかも知れません。一緒に面白い舞台を作りませんか?
山西惇(やまにし・あつし)
あれは四年前のお正月だったか。佐藤誓さんとの他愛無い LINEでのやり取り「二人でなんかやろうよ」「いいですね。やりましょう」が本企画の始まり。それから喫茶「らんぶる」で話し合う事恐らく数十回。紆余曲折経て、遂に遂に第一回公演に辿り着きました。稽古場でいっぱい悩んで、汗かいて、お腹痛いくらい笑って、見たことのない二人芝居を作りたい、お客様に「これ、一日二回もやるんですかあ?」と興奮気味に言ってもらいたい、今はそんな気持ち。
六十二歳の俳優二人、晩節を荒らします。
作・演出:福原充則(ふくはら・みつのり)
「作・演、やってみないか」と訊かれたのは、新宿の地下の喫茶店でした。20年以上前、初めて自分の劇団を作ろうとした時もこの喫茶店で役者を口説いた記憶がありました。
その後も何度か演劇にまつわる重大な決定をこの喫茶店でし、その結果、どうでしょう、勝率 2割5分って感じの演劇人生を送ってきた気がします。2割5分という数字は〝勝率 2割5分ぴったんこゲーム〟ならぴったんこなわけで、いい縁がある場所で誘われたし…と、先輩2人の晩節を汚して荒らす覚悟を決めました。
詳細は公式サイトで。
https://www.lambre.jp
(文:エントレ編集部)
らんぶる 第一回公演『晩節荒らし』
【出演】佐藤誓 山西惇
【作・演出】福原充則
【日程】
2025年7月2日(水)~9日(水)/東京・新宿シアタートップス
2025年7月19日(土)~20日(日)ABCホール
公式サイト
https://www.lambre.jp