
追悼・唐十郎 劇団唐組<紅テント>公演+映画「シアトリカル」上映会が6月14日から水戸芸術館ACM劇場で
追悼・唐十郎 劇団唐組<紅テント>公演+映画「シアトリカル」上映会
追悼・唐十郎 劇団唐組<紅テント>公演+映画「シアトリカル」上映会が6月14日から水戸芸術館ACM劇場で行われる。
アンダーグラウンドカルチャーの旗手。詩情あふれる言葉と俳優の肉体が生み出すダイナミズムに満ちた唐十郎の劇世界。
一周忌を迎え、所縁の地・水戸で、劇団唐組紅テント公演と、ドキュメンタリー映画「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」(2007年製作)が再上映される。
劇団唐組<紅テント>公演
『紙芝居の絵の町で』 作=唐十郎 演出=久保井研+唐十郎
STORY
探せっ、一瞬のまばたきの、中の絵を!
使い捨てコンタクトレンズのセールスマン・牧村真吾。
彼が肌身離さず持ち歩く一冊『紙芝居集成』には、<題名不詳・作者・作画不詳>という、謎の一枚が掲載されていた。その絵の謎を知るのは、往年の路地の英雄・紙芝居屋の情夜涙子のみ。
牧村は、その謎を解くべく、仕事もそっちのけ、ホカ弁屋・染井るいことともに情夜の棲む、ひしゃげた老人アパートに通い詰めていた。
ある日、情夜のもとに届いた、往年の好敵手(ライバル)たちからのSOS。情夜は、彼らのために一肌脱ごうと車いすでアパートを飛び出すが、それはヘルパー派遣会社「ネンネコ社」の仕掛けた、情夜を「下ろし屋」に仕立てるための巧妙かつ危険な罠だった――。
牧村と染井は、窮地に陥った老紙芝居屋を救うため、<紙芝居の墓>へと足を踏み入れる……。
染井の持つ、魔法のお弁当箱が鳴る!「瞳」という名の窓から引き抜かれる何枚もの紙芝居絵!
絵の中から飛び出す物語が現実世界を縦横無尽に縫いつくす!
次をめくれば、身辺(あたり)が変る、抜くな、めくるな、ホカ弁屋、「恐ろしいこと」の頁がそこに待つ!!
ドキュメンタリー映画「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」再上映
「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」(2007年製作) 監督・脚本・構成=大島新
【イントロダクション】
1967年、新宿・花園神社の紅テント公演で、演劇界に革命的な衝撃を与えた天才劇作家・唐十郎。それから40年、67歳になっても芝居に対する情熱は衰えることを知らず、唐は自らを「偏執狂」と呼ぶ。2006年秋の新作戯曲執筆から2007年春の公演初日までを追った今回のドキュメントには、芝居作りに賭ける唐のすさまじい「偏執」ぶりがありありと描き出される。 その才能に惹かれ、唐のもとに集まった劇団唐組の面々は14名、平均年齢30歳。俳優としての修業と同時に、座長という圧倒的な存在を受け入れる修業を続けている。格差社会と呼ばれ、経済至上主義が蔓延する時代の波とは全く無縁に、信じた道を走り続ける唐十郎と若者たち。どこまでもシアトリカル(=劇的)に、演じ、語り、怒鳴り、笑い、炸裂する!カメラがとらえたのは、真実か白昼夢か?
近年『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』『国葬の日』などの話題作を手掛けた大島新の第一回監督作品。この映画は、平成の世を疾走する最重要無形文化財の魂の記録である。
本作は6月14日~6月15日に茨城・水戸芸術館ACM劇場にて上演される。
詳細は公式サイトで。
https://www.arttowermito.or.jp/theatre/lineup/article_4271.html
(文:水戸芸術館 監修:エントレ編集部)
追悼・唐十郎 劇団唐組<紅テント>公演+映画「シアトリカル」上映会
【作】唐十郎 【演出】演出=久保井研 + 唐十郎
【会場】水戸芸術館広場特設紅テント
【出演】久保井研/藤井由紀/福原由加里/加藤野奈/大鶴美仁音/重村大介/升田愛/藤森宗/西間木美希/岩田陽彦/壷阪麻里子/工藤梨子/舟山海斗/岡村慶人/中尾瑠夏
友寄有司/気田睦/影山翔一/長橋遼也
■ドキュメンタリー映画「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」(2007年製作)上映会
【監督・脚本・構成】大島新
【会場】水戸芸術館ACM劇場
■日程2025年6月14日(土)~6月15日(日) ※開場は開演の30分前
6月14日(土)
15時 映画「シアトリカル」上映会
19時 劇団唐組<紅テント>公演 『紙芝居の絵の町で』
6月15日(日)
15時 映画「シアトリカル」上映会
※上映後、大島新監督によるアフタートーク有
19時 劇団唐組<紅テント>公演 『紙芝居の絵の町で』
公式サイト
https://www.arttowermito.or.jp/theatre/lineup/article_4271.html