映画監督の父と娘の愛憎を描く 竹内銃一郎の演劇企画 キノG-7公演no.5『満ちる』5月11日からTHEATRE E9 KYOTOにて上演
宣伝美術 吉川なの葉
竹内銃一郎の演劇企画 キノG-7公演no.5『満ちる』が5月11日(木)から15日(月)まで京都・THEATRE E9 KYOTOにて上演される。
キノG-7は、劇作・演出家の竹内銃一郎による最後の演劇企画。『あと3年あと5本』のキャッチフレーズを掲げて上演企画をはじめ、「今は昔、栄養映画館」「眠レ、巴里」、「恋愛日記’86春」、「モナ美」を2022年までに上演。
舞台写真 キノG-7公演NO.4「モナ美」撮影 岩切千穂 写真左より平山ゆず子、藤原大介
キノG-7で自身の戯曲を演出するのは最後となる。
舞台は、全シーンともに、三河湾の小島の民宿「はしもと」の食堂。
かって鬼才と呼ばれた映画監督・吉田健一に、人気作家から彼の小説の映画化の話が舞い込む。吉田は久方ぶりに撮影に入ったのだが、思うように先に進まず、制作サイドから撮影中断の声がかかり、同時にシナリオの手直しを、小説家&脚本家&映画監督として世間の注目を浴びている彼の娘・満ちるに依頼。そして…
「満ちる」は、長い間、ほとんど音信不通だった父娘、そしてふたりを取り巻く面々の、可笑しく切ない愛憎物語です。
父は無冠の帝王と言われた映画監督で、娘の満ちるは、この数年間に数々の受賞をしている人気作家&映画監督。そんなふたりが、約20年ぶりに再会するのは、久しぶりの父の新作が暗礁に乗り上げ、製作サイドから満ちるに、シナリオの書き直しの依頼があったからだ。そして…。
三河湾の島の民宿を舞台とする本作は、松本修氏の依頼により書かれた作品で、2012年に彼の劇団MODEでの上演が初演。竹内演出は今回が初めてである。
アフタートークは以下の日程で開催。
12日14時終演後 土橋淳志(A級MissingLink)
13日14時終演後 佐野史郎
また、ビフォアトークとして、
15日14時開演前の13時より松本修(MODE)
竹内銃一郎に縁あるゲストを迎えて実施する。
本作は5月11日(木)から京都・THEATRE E9 KYOTOで上演される。
https://kinogseven.wixsite.com/kinog-7
(文:エントレ編集部)
キノG-7公演no.5「満ちる」
【作・演出】竹内銃一郎
【出演】藤原大介、平山ゆず子、金替康博、武田操美、坂口修一、佐藤海斗、大野稚奈、島田藍斗、清本昌子
2023年5月11日(木)~5月15日(月)/京都・THEATRE E9 KYOTO
公式サイト
https://kinogseven.wixsite.com/kinog-7