
地域の表現の現場を創る、劇団UZ 第六回公演『牧神の星』5月10日(土)からアトリエhaco(愛媛県松山市)で上演
劇団UZ 第六回公演『牧神の星』
劇団UZ 第六回公演『牧神の星』が5月10日(土)からアトリエhaco(愛媛県松山市)で上演。
劇団UZは、2020年7月に愛媛県松山市にて設立された劇団。設立時より愛媛県内唯一の民間小劇場「シアターねこ」をホームとして、主に座付き作家の伊豆野眸のオリジナル作品を発表。時代や社会の狭間で生きる人々や、その風景を写真のように舞台上に映し出すことを特徴とし、社会や時代への視点を提示することでコミュニケーションを起点とする他者理解、世界の再認識を図る。
本作『牧神の星』は、終戦後80年となる本年、地域の演劇創作を取り巻く環境からも着想を得て、終戦時に実際に起こった反乱事件に取り組む地方劇団の俳優たちの姿を描く。劇団がこれまで取り組んできた社会の矛盾や現代日本に生きる人々の苦悩といった問題に加え、わたしたちの生活にとって表現が、文化がどのような役割を果たしているかを考える機会となることを目指しているとのこと。
また、会場であるアトリエhacoの柿落とし公演を兼ねる。愛媛県内唯一の民間小劇場「シアターねこ」が昨年8月に閉館し、地域における重要な舞台創造・発信の場を失う中、創造・発信拠点の整備が喫緊の課題として劇団の稽古場である市内山間部の倉庫を改装し、地域に開いていくことを決めた。
なお、本作品はこりっち(株)主催のインターネット上の舞台芸術フェスティバル「CoRich舞台芸術まつり!2025春」の最終審査10作品に選出されている。
8月24日、若手将校を中心とした決起部隊に占拠された放送所。
そこで繰り広げられる人間ドラマをテーマにした芝居に地方劇団の俳優たちが悪戦苦闘していた。戦後80年、土星の輪っかは見えない。消費社会の孤独、SNS上を流れるヘイト、地方で生きるわたしたち。混沌の中で、なぜ人間は表現するのか——。
本作は5月10日から愛媛・アトリエhacoで上演される。
詳細は公式サイトで。
https://gekidanuz.wixsite.com/home/pan
(文:秦 元樹)
劇団UZ 第六回公演/アトリエhaco 柿落とし公演
『牧神の星』
伊豆野 眸
【楽曲制作】
西村 大
【出演】
上松 知史 川崎 樹杏 林 幸恵 黒岩 陽斗 汐見 玲香
愛媛 松山市・アトリエhaco
公式サイト
https://gekidanuz.wixsite.com/home/pan
チケットを探す
https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=r2cu8oxt