マルグリット・デュラスの幻の戯曲『イエス、たぶん』を池の下が12月13日から劇場MOMOで上演
池の下『イエス、たぶん』公演チラシ
マルグリット・デュラスの幻の戯曲『イエス、たぶん』を池の下が12月13日から劇場MOMOで上演される。
本作はマルグリット・デュラスが1968年に描いた幻の戯曲『イエス、たぶん』が池の下が現代に蘇らせる。
核戦争後の世界を舞台にしたブラック・コメディになるという。
STORY
核戦争後の荒廃した世界を舞台に、記憶を失った二人の女性と戦争に囚われた兵士が繰り広げる、ブラックコメディかつ不条理劇。この物語は、56年の時を経てもなお、現代に鋭く響く戦争の愚かさと、絶望の中に芽生えるささやかな希望を描いています。放射能に侵された未来で彼女たちは、過去を忘れ、ゼロから新たな歴史を作り始める。この深淵なテーマが、観る者に問いかけるのは「戦争の本質とは何か?」。デュラス特有の冷徹なユーモアと詩的な言葉の応酬が、今なお鮮烈なメッセージを放ち続けています。
池の下について
1996年 演出家 長野和文を中心に結成。寺山修司全作品上演計画を展開。愛知県芸術劇場『青森県のせむし男』、東京グローブ座 春のフェスティバル『青ひげ公の城』。利賀演出家コンクール2006で『犬神』を上演。優秀演出家賞を受賞。2007年夏『狂人教育』で3カ国6都市連続公演(密陽演劇祭)(ソウル)(大阪)(名古屋)(東京)(上海 国際小劇場演劇祭)を敢行。また、2008年からはMISHIMA PROJECTを東京、上海、利賀で実施。2012年より海外作品シリーズをスタートし、海外の戯曲を新たな切り口で上演。2019年にポーランドのグロトフスキ研究所とグダニスク・シェイクスピア劇場より招聘を受けて『狂人教育』を上演。
詳細は公式サイトで。
https://www.ikenoshita.com
(文:池の下 監修:エントレ編集部)
池の下『イエス、たぶん』
作:マルグリット・デュラス/演出:長野和文
出演:稲川実加/芹澤あい/平澤瑤
12月14日(土)14:00/18:00
12月15日(日)14:00
全席自由 前売 3,500円/当日4,000円
会場:劇場MOMO