『真夏のシンデレラ』脚本家・市東さやか、脚本家・伊藤優と演劇団体立ち上げ 7月12日から下北沢 小劇場楽園にて旗揚げ公演上演
ひのでのあくび第一回公演『あいあむ、あいわず! I am,I was…?』フライヤー デザイン・尋ひのでのあくび第一回公演『あいあむ、あいわず! I am,I was…?』が7月12日(金)から東京・下北沢 小劇場楽園にて上演される。
ひのでのあくびは、第34回フジテレビヤングシナリオ大賞で脚本家の市東さやかと伊藤優が知り合ったことをきっかけに立ち上げた演劇団体である。あくびをしながら夜中に脚本を書いている市東と伊藤が、いつか“ひので”という名の日の目を見られるように自らの描きたいものを大切にし、発表していく場であるとのこと。
本作は、昨年度フジテレビ夏の月9『真夏のシンデレラ』の脚本を担当した市東さやかとフジテレビ火曜ACTION!『クライムファミリー』1、2話、NHK FMシアター『ハッピーバースデートゥーミー!』の脚本を担当した伊藤優が、それぞれ作品を持ち寄り、伊藤が小劇場役者時代から憧れていた下北沢 小劇場楽園にて上演をする企画である。
市東と伊藤が持ち寄った二作品、『ずっと家族でいられますように』と『救い主が死ぬときには』はどちらも独自の不思議な物語の中で繰り広げられる。
市東作品『ずっと家族でいられますように』は、タイトルの通り、“家族”がテーマ。巧みな会話劇に織り込まれる毒に登場人物が呑み込まれていく。
伊藤作品『救い主が死ぬときには』は、“英雄”がテーマ。“優しさから残酷さ”までを繊細かつポップにキュートな世界観で描く。
【「ずっと家族でいられますように」あらすじ】
あいとケイタは仲睦まじい夫婦。
息子のユータと3人で、幸せに暮らしていた。
とりたてて大きな幸せはいらない。
大好きな家族と毎日一緒にいられたら、それがいちばんの幸せだ。
しかし、そんな家族の日々は、高齢ドライバーの暴走運転によって一瞬で崩壊してしまう。
夫を、そして父を失い悲しみに暮れるあいとユータ。
そんな2人の元に、何故かケイタが戻ってきてー
【「救い主が死ぬときには」あらすじ】
地球温暖化が進み、天と地がひっくり返るくらいの自然現象が起き続けるこの地球のどこかで人類を別の星に送り込むために作られたロボットがいた。その名も”メイウン“。
メイウンは今日も生き残りたい人類たちのため働く。
ー地球防衛庁ジャポン救い隊。それは、世界の危機のなかこの国に住まわれている人類を救うために生まれた救い主たちであります。私たち地球防衛庁ジャポン救い隊は、皆様の盾となってー
※地震や津波を想起させる描写がございます。
市東さやか(『ずっと家族でいられますように』作・演出)
せっかく二人がそれぞれ書くんだから、何か共通のテーマでも決めますか?
そんなことを話したりもしましたが、せっかく二人で書くんだし、好きに書きますか、となりました。
お互いに何を書いているのか全く知らない状態で初稿を書き上げ、交換してびっくりしました。まるで共通のテーマがあるかのような作品が二つ並んだからです。
奇跡!!!起きてる!!!!!!
それだけで、この公演が上手くいく気がしています。
余談ですが、私は好きなバンドがたくさんあります。
本当に好きで、好きで好きで仕方ないのにも関わらず、彼らの「初めて」のライブには一度も行ったことがありません。
好きな劇団の舞台も、好きなお笑い芸人の漫才も。そのどれも、「初めて」のものは見たことがない。
初めては1回しかないから、後から見ようと思っても無理なんです。
でも今ならまだ間に合います!ひのでのあくびの「初めて」の本公演を見るチャンスです!
皆様、ぜひ劇場にお越しください。
伊藤優(『救い主が死ぬときには』作・演出)
2022年秋頃にヤングシナリオ大賞の佳作を受賞してから、せっかくならここで出会った人と何かをしてみたいと思ったことがこの企画の始まりでした 。元々、私が小劇場で演劇をしていたこともあり、市東さんに「演劇どうですか?」と声をかけて、とんとん拍子に話が進んでこの度、ひのでのあくびという団体を立ち上げました。
憧れの場所はたくさんありますが、そのなかでも下北沢の小劇場楽園でいつか演劇を出来たらと思っていたので、憧れの場所で演劇をできるのが楽しみです。
二つの異なっているようで、一貫したテーマのある作品をぜひ、小劇場楽園にてご覧いただければと思います。
ひのでのあくび第一回公演『あいあむ、あいわず! I am,I was…?』フライヤー デザイン・尋
本作は7月12日から東京・下北沢 小劇場楽園で上演される。
詳細は公式サイトで。
公式サイト
https://akubihinodeno.wixsite.com/hinodenoakubi
(文:伊藤優 監修:エントレ編集部)
ひのでのあくび第一回公演『あいあむ、あいわず! I am,I was…?』
【舞台監督】島居たかのり
【照明】松竹理奈
【音響】田中悠也
【フライヤーデザイン】尋
【『ずっと家族でいられますように』出演】山崎ルキノ、山川恭平、宮福歩
【『救い主が死ぬときには』出演】アイマル・ハコ、高橋紗綾/映像出演:前田彩水(少年cycle)、小倉愴(劇団すていちゅーん)、杉田一起(mandala、劇団しようよ)
公式サイト
https://akubihinodeno.wixsite.com/hinodenoakubi
チケット予約サイト(こりっち)
https://ticket.corich.jp/apply/310968/