『エンジェルス・イン・アメリカ』撮影: 宮川舞子

舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』第一部「ミレニアム迫る」が新国立劇場 小劇場で開幕

『エンジェルス・イン・アメリカ』撮影: 宮川舞子舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』撮影:宮川舞子

 

舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』第一部「ミレニアム迫る」が新国立劇場 小劇場で開幕。出演は岩永達也など。

 
小川絵梨子芸術監督が就任とともに打ち出した支柱の一つ、「演劇システムの実験と開拓」として、すべての出演者をオーディションで決定する「フルオーディション企画」。
その第五弾として上演するのは、1991年の初演以来世界中で上演されてきたトニー・クシュナーの名作『エンジェルス・イン・アメリカ』二部作だ。

エイズを発症したゲイの青年・プライアーを中心に、人々が懸命に前に進もうとする姿を、天使の登場などファンタジーの要素も織り交ぜながら群像劇として描く。
演出を手掛けるのはフルオーディション第三弾『斬られの仙太』を手掛けた上村聡史。
書類選考を含め約1ヶ月にわたるオーディションを経て選ばれた8名のキャスト(浅野雅博、岩永達也、長村航希、坂本慶介、鈴木 杏、那須佐代子、水 夏希、山西 惇)が、複数の役を演じ分けエネルギッシュに駆け抜ける。

4月18日(火)、第一部「ミレニアム迫る」が新国立劇場小劇場で開幕した。

 
『エンジェルス・イン・アメリカ』撮影: 宮川舞子
舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』撮影:宮川舞子
 

<第一部>
1985年ニューヨーク。
青年ルイスは同棲中の恋人プライアーからエイズ感染を告白され、自身も感染することへの怯えからプライアーを一人残して逃げてしまう。モルモン教徒で裁判所書記官のジョーは、情緒不安定で薬物依存の妻ハーパーと暮らしている。彼は、師と仰ぐ大物弁護士のロイ・コーンから司法省への栄転を持ちかけられる。やがてハーパーは幻覚の中で夫がゲイであることを告げられ、ロイ・コーンは医者からエイズであると診断されてしまう。
職場で出会ったルイスとジョーが交流を深めていく一方で、ルイスに捨てられたプライアーは天使から自分が預言者だと告げられ……

 
<第二部>
ジョーの母ハンナは、幻覚症状の悪化が著しいハーパーをモルモン教ビジターセンターに招く。一方、入院を余儀なくされたロイ・コーンは、元ドラァグクイーンの看護師ベリーズと出会う。友人としてプライアーの世話をするベリーズは、「プライアーの助けが必要だ」という天使の訪れの顛末を聞かされる。
そんな中、進展したかに思えたルイスとジョーの関係にも変化の兆しが見え始める。

 

演出:上村聡史

「劇場が一体となって旅をしている」という気持ちです。8名の俳優の表現とお客様の反応が、共に熱気を帯びながら、目的地に向かって駆け抜けていく感覚を初日の舞台に覚えました。
エイズ、レーガン政権などと1980年代のニューヨークが舞台となっていますが、改めて「今」を語る作品となりました。
8時間という上演時間に尻込みするかもしれませんが、演出も演技もあっという間に時間が過ぎていくような変化の醍醐味に満ち溢れています。
是非、劇場で体験していただけたら何よりです。

 
『エンジェルス・イン・アメリカ』撮影: 宮川舞子
舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』撮影:宮川舞子

 
第二部「ペレストロイカ」は4月19日(水)に開幕する。
 

詳細は公式サイトで。
https://www.nntt.jac.go.jp/play/angels-in-america/

  
(文:エントレ編集部)

 

公演情報

『エンジェルス・イン・アメリカ』
第一部「ミレニアム迫る」 第二部「ペレストロイカ」

【作】トニー・クシュナー 【翻訳】小田島創志 【演出】上村聡史
【出演】浅野雅博、岩永達也、長村航希、坂本慶介、鈴木 杏、那須佐代子、水 夏希、山西 惇

2023年4月18日(火)~5月28日(日)/東京・新国立劇場 小劇場 
2023年6月3日(土)/愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
2023年6月10日(土)/兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

 
公式サイト
https://www.nntt.jac.go.jp/play/angels-in-america/

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