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宣伝美術:林慶一

演劇やダンスなどジャンルを超えた10団体が同作を上演!『アルベール・カミュ「ペスト」フェスティバル』4月27日(火)から日暮里・d-倉庫

宣伝美術:林慶一
宣伝美術:林慶一

《現代劇作家シリーズ11》『アルベール・カミュ「ペスト」フェスティバル』が4月27日(火)から日暮里・d-倉庫で開催される。

この企画は、現代演劇の戯曲(またはテクスト)1作を取り上げて特集上演を行うフェスティバル「現代劇作家シリーズ」の第11弾。今回の上演テクストはアルベール・カミュ『ペスト』だ。

参加団体は錦鯉タッタ、言葉のアリア、ミルズズ、楽園王、チーム・チープロ、仙台シアターラボ、ダンスの犬ALL IS FULL、FAIR FOUL今井夢子×平戸麻衣、bug-depayse、身体思考。演劇やダンスなどジャンルを超えた10団体が上演に挑む。

各日程、2団体による2本立てで上演。各公演初日終演後には2団体によるアフタートークが開催される予定だ。全団体の上演が一回ずつ観劇できる通し券も販売される。

また5月9日には脚本・演出家の飯塚未生(ヅカ★ガール)の司会で、各団体がそれぞれの「ペスト」へのアプローチについて話し合う、シンポジウムも実施される。

アルベール・カミュ(1913年11月7日 – 1960年1月4日)
フランスの小説家、劇作家、哲学者。フランス領アルジェリア出身。第二次世界大戦中に刊行された小説『異邦人』などで「不条理」の哲学を打ち出して注目される。戦後に発表した小説『ペスト』はベストセラーとなった。1957年、史上2番目の若さでノーベル文学賞を受賞。

『ペスト』
アルジェリアのオラン市で一匹の鼠が死に、たちまち街はペストの脅威に包まれる。身分や立場が異なる多くの人々が登場し、全員が助けあいながら疫病に立ち向かい、無慈悲な運命と人間との関係性が問題提起される。
カミュは、中世ヨーロッパで人口の3割以上が死亡したペストを不条理が人間を襲う代表例と捉え、自らが生まれ育った地を舞台にこの小説を書いた。

主催者からのメッセージ

《現代劇作家シリーズ》のこれまでの題材はブレヒト、イヨネスコ、アラバール、寺山修司、サルトル、ベケット、別役実、ミュラー、「日本国憲法」。
本企画の10回目は2020年5月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により中止となった。

その上で敢えて今回は、無慈悲な感染症の脅威に翻弄される人間の在り様を描いた不条理小説の名著、アルベール・カミュ「ペスト」を上演テクストとした。
今、そして未来へ向けて。同作品の世界観に重なり合う様なコロナ禍の現実を生きながら、「ペスト」をいかに上演するか。
演劇からダンスまで、ジャンルを超えた参加団体10組の多彩なアプローチにご期待いただきたい。

本作は4月27日(火)から東京・d-倉庫で上演される。
詳細は公式サイトで。

(文:エントレ編集部)

公演情報

die pratze「《現代劇作家シリーズ11》アルベール・カミュ「ペスト」フェスティバル」

【原作】アルベール・カミュ「ペスト」

【出演】錦鯉タッタ、言葉のアリア、ミルズズ、楽園王、チーム・チープロ、仙台シアターラボ、ダンスの犬ALLISFULL、FAIRFOUL今井夢子×平戸麻衣、bug-depayse、身体思考

2021年4月27日(火)~5月9日(日)/東京・d-倉庫

公式サイト
《現代劇作家シリーズ11》アルベール・カミュ「ペスト」フェスティバル

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