「子どもたちに劇場空間を存分に感じてほしい」18歳以下の観客を無料招待/せたがやこどもプロジェクト2023『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』8月11日から世田谷パブリックシアターで上演
せたがやこどもプロジェクト2023『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』宣伝写真:二石友希
せたがやこどもプロジェクト2023『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』が8月11日から世田谷パブリックシアターで上演される。
原作は劇作家フィリップ・リドリーによる同名の児童書。本作はまつもと市民芸術館を拠点として活動する劇団TCアルプのために白井晃が2012年に創作したものだ。
「せたがやこどもプロジェクト2023」《ステージ編》の演劇作品として「今」を生きる子どもたちのためにリクリエイションされ、この夏に上演される。演出は芸術監督・白井晃が手がける。
主人公メルセデス・アイス役を演じるのは細田佳央太、メルセデスの幼なじみで純粋な女の子ヒッコリー役を豊原江理佳、メルセデスの母ロージー役は東野絢香と、旬な若手俳優たちが出演。
さらに、篠原悠伸、名村辰、大場みなみ、斉藤悠、今泉舞が出演。
そして物語全体を支える影のタワーの作業員(作品全体のナレーター)役は松尾諭が演じる。
せたがやこどもプロジェクト2023『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』宣伝写真:二石友希
「劇場をもっと開かれた場に」という想い、そして「子どもたちに劇場空間を存分に感じてほしい」という願いを込めて、18歳以下の観客を招待する。
人数は各回150名(合計1,500名)限定。予約が必要なことと、発券手数料は必要だがチケット代は無料だ。
チケットの発売は6月4日 10:00から。
――“Shadow Point”で生きる 3 世代にわたる家族のおはなし――
メルセデス・アイスは影のタワーのことならなんでも知っている「影のタワーの王子」。
ある日、世界は黒と白の色のない世界に。
おもちゃのロボット、ドールハウス、お菓子やチョコ・・最後に欲しかったのは、「色」でした。
|第 1 部|
母ドールと父ハロルドの間に生まれた女の子ロージーと、母サンドラと父ヨゼフの間に生まれた男の子ティモシーは出会い、成長します。ロージーとティモシーは“影のタワー”が大好きでした。
|第 2 部|
ロージーとティモシーは結婚して大好きな影のタワーに暮らしています。
喧嘩をしたり、太ったり、いつしか毛が薄くなったりしながら暮らす二人。やがてロージーとティモシーの間に男の子が生まれます。名は、“メルセデス・アイス”。
|第 3 部|
時が経ち、影のタワーは汚れて朽ちていきました。
ミセス・アイスはメルセデス・アイスを溺愛し、求めるもの全て与えるようになりました。
メルセデスと隣室に住むヒッコリーは共に成長し、古びたタワーの中で一緒に遊ぶようになりますが、自分を「影のタワーの王子」だと思っているメルセデスのワガママにヒッコリーは振り回されてしまいます。
ある日、甘やかされたメルセデスを諫めたヒルダとミセス・アイスは仲違いします。この二組の家族のもめごとが、最後、タワーの大爆発へとつながっていきます…。
詳細は公式サイトで。
https://setagaya-pt.jp/stage/1892/
(文:エントレ編集部)
せたがやこどもプロジェクト 2023《ステージ編》
『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』
【原作】フィリップ・リドリー
【翻訳】小宮山智津子
【演出】白井晃
【出演】細田佳央太 豊原江理佳 東野絢香
篠原悠伸 名村辰 大場みなみ 斉藤悠 今泉舞
松尾諭
2023年8月11日(金・祝)~20日(日)/東京・世田谷パブリックシアター
公式サイト
https://setagaya-pt.jp/stage/1892/