YPAMフリンジ2023参加公演 waqu:iraz『ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us-』STスポットにて上演

waqu:iraz『ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us-』

　
waqu:irazの舞台『ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us-』12月15日（金）からSTスポットで上演される。

　
waqu:irazは、2014年に演出家・ダンサー・振付家である小林真梨恵が立ち上げ、神奈川県・東京都を拠点とし、これまでにほぼ年1回のペースで継続的に本公演を行なっている。
既存のジャンルにとらわれず、多方面のクリエイターとコラボレーションをし、 演劇を基本としながらも、様々な音楽を用いてのムーブメントや俳優のフィジカルを生かした身体表現などを取り入れている。ミュージカルやレビューのような鮮やかな構成が高く評価されており、テーマ性の高い作品ながらも、エンターテインメント性の高い作品で、観客の観劇へのハードルを下げ、間口を広げた作品づくりをしている。

2017年より、集団創作の手法「ディバイジング」を積極的に取り入れ、劇創作を行うようになる。

古典作品を現代版へ大胆に翻案したり、ディバイジング創作を用いることで、俳優やクリエイターの当事者性や主体性が反映されやすく、常に時代を反映するオリジナリティーのある作品づくりを強みとしている。2021年より以前から公演に参加していた関森絵美と武井希未がチームメンバーとなり、団体として活動を開始した。

今回上演される『ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us-』は幻想的なロマンティックバレエ「ジゼル」をモチーフに現代版として翻案したもの。既存の戯曲を用いず、演出家、振付家、俳優らが集団で作品をつくる演劇創作の手法「ディバイジングシアター」で創作・上演する。
現代の日本に生きる人々のジェンダーやアイデンティティなどの様々な悩みや葛藤を、ダンスや音楽性を盛り込み、エンターテインメントとして描く。

先日、2023年9月に青森・八戸にて初上演した作品を、再構築・リミックスして横浜にあるSTスポットで上演する。

“Giselle or about us” is a modern version of the dreamy romantic ballet Giselle, adapted and recreated by waqu:iraz using “Devising Theatre” which is one of company’s creative distinctions.
Devising Theatre is a theatrical creating method in which directors, choreographers, and actors
work together to create productions without the use of existing plays. This is the entertainment show incorporating dance and music, and depicts the various worries and conflicts of people living in modern Japan, such as gender and identity.