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松本潤 × 長澤まさみ × 永山瑛太 NODA・MAP第27回公演『正三角関係』公演決定・ビジュアル解禁 ロンドンでも上演予定


NODA・MAP第27回公演『正三角形』ポスター

松本潤・長澤まさみ・永山瑛太が出演する、NODA・MAP第27回公演『正三角関係』の上演が決定した

2021年『フェイクスピア』、2023年『兎、波を走る』などを上演してきたNODA・MAPが、今年6月より新作公演『正三角関係』を上演する。
19世紀ロシア文学を代表するドストエフスキーの最高傑作『カラマーゾフの兄弟』の設定をモチーフに、「日本のとある場所のとある時代の花火師の家族」である「唐松族の兄弟」の父殺しという “事件” を扱ったサスペンスだ。

出演するのは、3人での舞台競演は初となる、松本潤、長澤まさみ、永山瑛太。
松本が長男・心が荒廃した花火師を、永山が次男・神をも恐れぬ不敵なインテリ物理学者を、長澤は性格的にも真反対の“男役”と“女役”の二役を演じ分け、三男・聖職者を、三兄弟の父親を竹中直人が演じる。
また、松本・長澤・永山の 3人に加えて、村岡希美、池谷のぶえ、小松和重、竹中直人、毎回何役を演じるのか注目が集まる本作の作・演出を担当する野田秀樹も舞台に立つ。

また、本作は日本3都市で上演された後、ロンドンでの上演も決定している。
英語タイトルは『Love in Action』とし、英語字幕ありの日本語上演を行う。
従来、日本から海外へ舞台作品を持っていく場合、「再演」のものを持っていくのが通例であるが、今回は「新作」をロンドンへ上演する「挑戦的な海外公演」となる。

公演は7月11日に東京で開幕し、9月に北九州、大阪を回り、11月2日にロンドン、サドラーズ・ウェルズ劇場で大千穐楽を迎える計80ステージを予定している。

あらすじ

舞台は、日本のとある時代。
物語は、ある花火師一家の三兄弟を軸に展開する。
三兄弟は、長男が花火師。次男が物理学者。三男は聖職者である。
この長男と父親が、一人の “女” を巡る三角関係を織り成し、“父親殺し” へと発展する……

 

野田秀樹 コメント
私の尊敬する演劇人が、かって「劇場に足を運んでくれた人の入口と出口は、違わなくてはいけない」と言っていたのを思い出す。
つまり、芝居途中で、火事があった場合などがそうだ。
そうじゃないね!
そういうことを言いたいのじゃないね!
もっと心の中の問題だね。
劇場の椅子に座っていただけなのに、劇場を出る時には、世界が少しばかり違って見えるようになる。
それくらいの芝居を創っていこうよ、という心意気の話かなと思う。
さてそこで今回の芝居の入口だが、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」である。
世界最高峰の小説(のひとつ)だ。
物語の鑑(かがみ)だ。最高のものを、いじくり回す必要はないんじゃない?
その通りだ。でも、この物話を「日本のとある場所とある時代花火師の家族」、つまり「唐松族の兄弟」の物語にすると、
入口とは全く違う出口が見えてきてしまったのだ。
近頃ハヤリの「歌って踊る」芝居ではないが「心踊る」芝居ではある。
なお冒頭に書いた「私の尊敬する演劇人」とは「私」のことである。
と、告白することで一応、この文章のこの出口での印象は、すっかり入口とは違うものになってしまったと思う。
してやったりである。(なんだ、お前のコトバか!聞くたけ損した、みたいな?)
野田秀樹

【観劇前の注意事項】
観に来る前に、原作の小説をお読みになるのは勝手ですが、
大変骨が折れ、心も折れます。かといって、ネットで粗筋を読んだり
アマゾンでマンガを買って読んだりして、わかった気になって観にくるのが、
心に最も危険です。お気をつけ下さい。

松本潤 コメント
僕としては13年ぶりの舞台出演となります。
名だたる俳優の方々との共演ということで大きな挑戦になりますが、一生懸命食らいついて、できる限りの稽古を重ねて初日を迎えたいと思います。
これまでの自分を越えていけるよう試行錯誤していきながら、より野田さんの世界観のなかで描かれるキャラクターに近づけるように演じていく。
野田さんだからこそできるソリッドさを体現できたら、すごく面白い作品になる気がしています。
準備できることをしっかりして、自分も頑張りたいと思います。

長澤まさみ コメント
ワークショップに参加して、みんなで考えながら、それぞれがその場にいる。
置いてきぼりが一人もいない感じが野田さんの現場の良い所で、すごく楽しいです。大丈夫かなと心配になる所もありますが、あっという間に演じてしまっているかも、と期待する自分がいたりします。
舞台はお客さんも出演者のひとり。その場を共有した同志のひとりとして、一緒に楽しい舞台を作っていけたらと思います。
ぜひ劇場に足をお運びください。

永山瑛太 コメント
舞台、芝居の面白みを初めて肌で感じたのは野田秀樹さんとの出会いでした。
己の貧弱さを見つめ直す時期にきた今、NODA・MAP の大冒険は私をまた別次元へと連れていってくれる絶好のチャンスだと確信しています。
共演者も曲者揃い。演るしかない。ぜひ劇場で、生で、思いっきり楽しんでください。

 

詳細は公式サイトで。
https://www.nodamap.com/seisankaku/

(文:エントレ編集部)

公演情報

NODA・MAP第27回公演『正三角関係』

【作・演出】野田秀樹
【出演】松本潤 長澤まさみ 永山瑛太 村岡希美 池谷のぶえ 小松和重 野田秀樹 竹中直人

2024年7月11日(木)~8月25日(日)/東京・東京芸術劇場プレイハウス
2024年9月5日(水)〜9月11日(水)/ 北九州・J:COM北九州芸術劇場 大ホール
2024年9月19日(木)〜10月10日(木)/大阪・SkyシアターMBS ーSkyシアターMBSオープニングシリーズー
2024年10月31日(木)〜11月2日(土) /ロンドン・Sadler’ s Wells Theatre

公式サイト
https://www.nodamap.com/seisankaku/

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