2017.4.14

スリル満点なのに、笑いっぱなし!!ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」観劇レビュー


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ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」舞台写真
ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」舞台写真
 

ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」観劇レビュー

 
2014年トニー賞の作品賞・脚本賞など4冠を達成した、ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」が日本に初上陸!!日本版の演出で日生劇場で開幕しました!
ミュージカル界のレジェンド・市村正親さんが1人8役を演じるということでも話題を集めているミュージカルコメディです。

「紳士のための愛と殺人の手引き」・・・ということで、全編を通して殺人がおこるのだろうな・・・ということは予想できるのですが、コメディで殺人???? はてさて一体どんな殺人が起こるのか…??? とみなさんも興味津々だと思うのですが…
いや~!スリル満点なのに、笑いっぱなし!!という楽しい時間でした。
そんな抱腹絶倒の観劇レビューを青年座On7の尾身美詞がお届けします。

ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」舞台写真

エドワード朝時代(1900年頃)のイギリス、優しい母の突然死で落ち込むモンティ(ウエンツ瑛士/柿澤勇人)のもとに、母の古い友人ミス・シングル(春風ひとみ)がビックサプライズニュースを持ってやってきます。
なんとモンティの母は大富豪の貴族”ダイスクイス家”の血を引いていて、モンティにも爵位継承権があるというのです!

モンティの母はモンティの父が死んだ後、モンティを育てるために日夜必死で働いていて、お金持ちの影も形ない生活を送っていたので…さあびっくり!!しかし、爵位継承権があるといっても8番目の継承権。
お金もなく、良い仕事にも恵まれず、大好きなシベラ(シルビア・グラブ)には「あなたは好きだけど、お金持ちとしか結婚しない!」とフラれ、落ち込むモンティは「もしも8人(市村正親)全員が死んだなら、自分が伯爵になれる?!」と殺人を決意!1人、また1人…と爵位継承者に近づいていくのです。

ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」舞台写真
 
そんなモンティの奇妙キテレツな殺人方法があまりにバカバカしくて面白い!
最初の殺人はたまたま偶然の出来事から…自分の手で殺したのかどうなのか分からないような方法を取りながらどんどん継承者が死んでいき、次第にエスカレートしていく様が面白くもあり、恐ろしくもあり…
さらに2幕からはサスペンス要素も入ってきて、ドキドキそわそわ…二重に楽しめます。

ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」舞台写真
 
そして何と言っても、奇妙キテレツな殺人が面白いのは、市村正親さんの、さすが!の殺され方です。笑
市村さんといえば、先日までNHKの朝ドラ「べっぴんさん」でも優しい靴屋さんを演じられていらっしゃいましたが、今回のコメディアンっぷりったら?
威厳たっぷりの伯爵から、ざあます言葉のおばさままで全く違う8役を演じられているのですが、どれもこれもキャラクターがチャーミングで超濃厚!喋り方から、背格好から、歩き方まで細かい技がてんこもり。細々と面白いことをしてくださり、終始観客を楽しませてくださいます!

ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」舞台写真

面白い役ばかりだったのですが…とくにお気に入りで、客席も湧いていたキャラクターは、筋肉ムキムキの軍人バーソロミュー・ダイスクイス少佐。筋肉のスーツ姿もまた可笑しく、「男は体力!体力は筋肉!!」などと言いながら身体を鍛えている姿は今思い出してもクスクス笑えます。


 
気の弱い青年から継承権が上がるたびに自信がついていくモンティは、ウエンツ瑛士さんと柿澤勇人さんのダブルキャスト!!モンティは爵位を継承できるのか??そして恋の行方は…???
きっとそれぞれのモンティ像で舞台の印象もかなり違うんだろうなと予想され、こちらも2度楽しめそうですね。

難しいけれど美しいメロディアスなミュージカルナンバーに酔いしれながら、ドキドキ・ハラハラ・ゲラゲラと楽しい時間が過ごせる「紳士のための愛と殺人の手引き」は4月30日まで日生劇場にて。大阪・愛知・福岡公演もございます!

 
このレビューを書いたのは

尾身美詞
女優。青年座所属、新劇女優7人ユニットOn7(オンナナ)メンバー。
趣味は銭湯めぐり。観劇。うたうこと。
【次回公演】2017年7月、こまつ座「イヌの仇討ち」。公開中のアニメーション映画「この世界の片隅に」主人公すずの義姉、黒村径子の声を担当。ブログはこちら

 

公演情報

ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」

脚本・歌詞: ロバート・L・フリードマン
音楽・歌詞: スティーブン・ルトバク
原作: ロイ・ホーニマン
翻訳: 徐 賀世子
訳詞: 高橋亜子
日本版演出: 寺﨑秀臣

出演:
市村正親
ウエンツ瑛士・柿澤勇人(Wキャスト)
シルビア・グラブ 宮澤エマ 春風ひとみ

阿部 裕 小原和彦 香取新一 神田恭兵 照井裕隆 安福 毅
彩橋みゆ 折井理子 可知寛子 伽藍 琳 高谷あゆみ RiRiKA

2017年4月8日(土)~4月30日(日)/東京・日生劇場
2017年5月4日(木・祝)~7日(日)/大阪・梅田芸術劇場メインホール
2017年5月12日(金)~14日(日)/福岡・キャナルシティ劇場
2017年5月19日(金)~21日(日)/愛知・愛知県芸術劇場 大ホール

公式サイト
ミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」

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