舞台『ブロードウェイ・バウンド』

4年ぶり!奇跡の再会を経て描く家族の物語。timelesz佐藤勝利主演『ブロードウェイ・バウンド』開幕前会見!

舞台『ブロードウェイ・バウンド』 撮影:加藤幸広

2025年9月4日(木)~28日(日)まで東京・PARCO劇場、10月2日(木)から13日(月祝)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、佐藤勝利さん主演舞台 PARCO PRODUCE 2025『ブロードウェイ・バウンド』が上演されます。

今作は、『おかしな二人』や『グッバイガール』などの名作を書き、トニー賞、ゴールデングローブ賞と多くの賞を受賞、自身の名を冠した劇場が開場するなど、長年ブロードウェイの第一線で活躍したコメディ作家、ニール・サイモンによる自伝的作品の完結編です。“B・B三部作”と呼ばれ、迫りくる第二次世界大戦を背景に、貧しいながらも懸命に生き抜くユダヤ人一家と、主人公ユージン少年の思春期を描いた『ブライトン・ビーチ回顧録』。徴兵されたユージンが新兵訓練キャンプで仲間たちと過ごした日々と彼の初恋と初体験を描いた『ビロクシー・ブルース』。戦後、青年になったユージンが、家族への愛と失望で揺れ動きながらも夢に向かう姿を描いた『ブロードウェイ・バウンド』。PARCO劇場で“B・B三部作”の完結編『ブロードウェイ・バウンド』が上演されるのは36年ぶりです!

あらすじ
第二次世界大戦後のニューヨーク・ブルックリン。
23歳のユージンは、兄のスタンリーと共にいつかブロードウェイのコメディ作家になることを夢みています。二人は、夫婦関係が冷え切った両親、祖父と暮らしています。
ある日、スタンリーがラジオのコントの台本書きの仕事を持ち帰ってくる。両親のいさかいが聞こえてくる家で、徹夜で台本を書き上げた2人。いよいよそのコントがラジオで放送される日がやって来た…。

 
主演は、新しい挑戦を続けるtimeleszでアーティストとして活躍し、舞台にもコンスタントに出演する佐藤勝利さん。演出は、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞ほか、数々の賞を受賞し、注目を集める演出家・小山ゆうなさん。二人のタッグは、2021年上演の“B・B三部作”『ブライトン・ビーチ回顧録』(東京芸術劇場プレイハウス)以来で、今回、完結編『ブロードウェイ・バウンド』で再びタッグを組みます。
ユージンの母親・ケイトは松下由樹さん、父親・ジャックには神保悟志さん、兄・スタンリーには入野自由さん、とユージンの家族が前作より続投いたします。さらに叔母・ブランチには小島聖さん、祖父・ベンには演劇界の重鎮浅野和之さんと実力派が新たに加わり作品を彩ります。前作では14歳の主人公ユージンが、今作では23歳となり、彼を中心にした家族の葛藤や希望、人間模様がどう描かれているか楽しみな作品です。

こちらの記事では、開幕前会見の様子についてお届けします!

舞台『ブロードウェイ・バウンド』撮影:加藤幸広

佐藤さんは、「緊張感もありますが、お客様に楽しんでもらえるように、エネルギッシュに演じたいと思います!4年ぶりに家族が再集結し温かい現場で楽しくやらせていただいています。今回から浅野さんと小島さんが参加していただき、すごく刺激をいただきながら、一緒に舞台ができることを楽しみにしています。」と話され、「(4年前と)同じ家族を演じるので、稽古初日の独特な緊張感や、『初めまして』という感じはなかったです。それがありがたかったです。また、自由君とは兄弟役で、空気感も自然に戻れました。」「4年ぶりに再びこのメンバーで集まることができ、スケジュールも合ったのは奇跡です!再会できて素直にうれしいです」と満面の笑みで再会を喜んでいらっしゃいました。

舞台『ブロードウェイ・バウンド』撮影:加藤幸広

松下さんは「前回舞台時、コロナ禍で普段のコミュニケーションがなかなか取れなかったんですが、今回は舞台以外もコミュニケーションが取れるようになり、結束力が強くなりました。距離が縮まり安心感が生まれて、更にお芝居がしやすくなりました。」と話されていました。

舞台『ブロードウェイ・バウンド』撮影:加藤幸広

記者から「占い番組で、共演する松下さんとは非常に相性がいいと言われていましたが、今回いかがですか?」という問いに、お互い「とても居心地がいいです。」と笑顔で話され、劇中二人でダンスをするシーンがあり「とてもいいシーンで、息が合っていると思うので、ぜひ見ていただけたら!」と話されていました。

舞台『ブロードウェイ・バウンド』撮影:加藤幸広

ユージンの父役の神保さんは「4年ぶりに家族として集まることができるということで飛び上がって喜びました!また、作品の時間経過と共に勝利君や自由君の実際の成長も感じました。」と話されていました。

舞台『ブロードウェイ・バウンド』撮影:加藤幸広

記者からの「皆さん、とてもいい雰囲気ですが、佐藤さんが座長として気を付けていることはありますか?」との問いに佐藤さんは「特別座長という意識はなく、キャストの一人として過ごしています。」と謙虚な姿勢で「でも、意識していることは現場が楽しくなったら良いなとシンプルなことは心がけています。」と仰っていました。「皆さん美味しい差し入れなど沢山してくださり、支えて頂いているので、これから僕もしていこうと思います!」と隣の浅野さんと顔を見合わせ、これからについても楽しそうに話されていました。

舞台『ブロードウェイ・バウンド』撮影:加藤幸広

会見は終始和やかな雰囲気で、「家族」の様子が垣間見えました。4年前に舞台を観た方は、今作ではユージンの成長を感じるのはもちろん、懐かしい家族に会うようなお気持ではないでしょうか?また、初めての方は是非ニール・サイモンの世界を劇場でお楽しみ下さい。

 舞台『ブロードウェイ・バウンド』撮影:加藤幸広

(文:あかね渉

公演情報

舞台『ブロードウェイ・バウンド』

作 ニール・サイモン
翻訳 青井陽治
演出 小山ゆうな

出演
佐藤勝利(ユージン役)
松下由樹(母・ケイト役)
神保悟志(父・ジャック役)
入野自由(兄・スタンリー役)
小島聖(叔母・ブランチ役)
浅野和之(祖父・ベン役)

東京公演:PARCO劇場
公演期間: 2025年9月4日(木)~28日(日)

大阪公演:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
公演期間:2025年10月2日(木)~13日(月・祝)

公式サイト
https://stage.parco.jp/program/broadwaybound

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