花組芝居新作!義太夫・黒御簾音楽による生演奏が魅力の舞台 鏡花歌舞伎『陽炎座』11月11日より博品館劇場にて上演

イラスト/波津彬子 宣伝美術/小川真理

舞台『陽炎座』が11月11日(火)から博品館劇場(東京)にて上演される。

花組芝居とは

≪古典をベースにしながら、時代を超える感性で再構築する演劇スタイルは、唯一無二!≫
1987年、演出・俳優・作家の加納幸和を中心に結成。「ネオかぶき」と称し、難しいイメージのあった歌舞伎の娯楽性を追及した作風で人気を博す。所属俳優は男優のみ。個性豊かな俳優陣が女形も演じる。近年では、知っているようで知らない『仮名手本忠臣蔵』や『怪談牡丹燈籠』などの全編通し上演で話題を呼んだ。また歌舞伎作品のみならず、漫画原作や海外戯曲など幅広く上演している。 

配信中!花組芝居創立25周年記念公演『菅原伝授手習鑑~天神さまの来た道~』(2012)

 

「近代文学×古典音楽」

泉鏡花の幻想小説を、義太夫(ぎだゆう)と黒御簾(くろみす)音楽による全編生演奏にて上演!

その独特の文体で多くのファンを魅了する、浪漫と幻想の作家・泉鏡花。
過去にも「天守物語」「海神別荘」「夜叉ケ池」「婦系図」「草迷宮」「日本橋」等、数々の鏡花作品を手掛けてきた花組芝居が、約25年振りに新作上演に挑む。
現実と幻想を自由に行き来する鏡花作品と、異種異形もお手の物な花組芝居とは相性もぴったりだ。

また、楽曲スタッフには鶴澤津賀寿(女流義太夫三味線/2022年人間国宝認定)、杵屋邦寿(長唄三味線方)を迎え、オリジナル新曲・生演奏にて上演する。
日本の古典芸能に根ざした演出と、現代的なセンスやポップカルチャーを融合した舞台になるという。

 

STORY

里神楽の座付き狂言方である松崎は、どこからともなく聞こえてくる鳴り物の音に導かれ、寂れた横町に入り込む。軒行灯を吊るした木賃宿街の奥、突如現れた大きな空き家では、不思議な素人芝居が行われていた。芝居はやがて、現実と幻想が曖昧に溶け合う世界へと松崎を誘い、観客席にいた美女が、思いがけないある告白をし始めた―。

 
本作は11月11日から東京・博品館劇場で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://hanagumi.ne.jp/stage-2511/

(文:花組芝居 監修:エントレ編集部)

公演情報

舞台『陽炎座』

【原作】泉鏡花
【脚本・演出】加納幸和

【出演】
加納幸和 原川浩明 山下禎啓 桂 憲一 北沢 洋 横道 毅 秋葉陽司 磯村智彦 小林大介 
丸川敬之 押田健史 永澤 洋 武市佳久 /【花組男子(客演)】黒澤風太 髙橋 凜(TEAM LRINE)
【義太夫】浄瑠璃/竹本京之助 三味線/鶴澤津賀寿 
【長 唄】唄(日替り)/杵屋勝眞規 安岡麻里子 三味線/杵屋邦寿 松永忠史朗
【囃 子】打物/梅屋 巴 望月太左幹 笛/鳳聲千晴

2025年11月11日(火)~16日(日)/東京・博品館劇場

 
公式サイト
https://hanagumi.ne.jp/stage-2511/

チケットを探す
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