
三ツ星キッチン初の時代劇ミュージカル『VAKUMATSU~Ah, Mujo~』 ビジュアル&キャストスケジュールが公開
三ツ星キッチン新作時代劇オリジナルミュージカル『VAKUMATSU~Ah, Mujo~』、10月17日よりコフレリオ新宿シアターにて上演
三ツ星キッチンは、上條恒の脚本・演出とKAZZ(川上和之)の音楽によるオリジナルミュージカルを上演している劇団。『レ・ミゼラブル』の共演者として出会った2人が、「日本人による、日本人を題材とした、日本人のためのJ(=JAPAN)・MUSICAL」をテーマに、身近な日本人を描く作品を数多く発表してきた。今回は上條とKAZZが、劇団創立当初から構想を温めて続けてきた思い入れある企画。9月6日のチケット発売に先駆けて、チラシビジュアルとキャストスケジュールが公開された。
本作は副題からもわかる通り、ヴィクトル・ユーゴーの『あぁ無情』に着想を得ているが、舞台はフランスではなく日本。1789年のフランス革命に遅れること60余年、幕末と呼ばれる動乱の時代に向かう江戸の市井のひとびとに焦点をあてる。佐幕・討幕で大いに世論が割れ、同時に外国の影が暗く迫りきていた時代に、日本の行く末を憂い、人情や正義、命の大切さ、愛を求めて必死に生き抜く人々を描く時代劇エンターテイメントだ。
今回の見どころの一つは「シャッフルキャスト」、ひとつの役を2~3名の俳優が担い、様々な組み合わせで上演される。三ツ星キッチンは、作品の品質と劇団・演劇人の活動持続性を高める「ロングラン上演」を目指しており、今回はその目標に近づくための大きな第一歩だそうだ。
偉人・有名人ではない市井の人々から見た時代の転換期・幕末を描く日本版「あぁ無情」。三ツ星キッチン初の本格時代劇に期待したい。
時は幕末、場所は江戸。
大火事の火元と疑われて、無実の罪で島流しになっていた木場の馬留佐(きばのばるさ)は、将軍の恩赦を受けて10年ぶりに八丈島から江戸へ戻ってきた。馬留佐を待ち構えていたのは江戸北町奉行、与力の蛇の目(じゃのめ)。馬留佐には、島流しの間に身重の妻と子どもを亡くした恨みがあったーーー。
フランス革命から遅れること60余年、日本に訪れた時代の節目「幕末」。
時代の荒波に揉まれながら懸命に生きた市井の人々を描く日本版「あぁ無情」!
公演の詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
三ツ星キッチン Original J-Musical『VAKUMATSU~Ah, Mujo~』
脚本・演出:上條恒
音楽:KAZZ
出演:上條 恒、川口竜也、咲山 類、寿里、安井久乃、山下麗奈、井川拓哉(DIAMOND☆DOGS Team Novel)、矢崎 諒(DIAMOND☆DOGS Team Novel)/つちやかおり ほか
2025年10月17日(金)~26日(日)@コフレリオ新宿シアター