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戦後80年の記憶と現代をつなぐ、銭湯を舞台にした家族の物語 劇団フジ東京10月劇場『Triangle〜おばあちゃんのセントウ記〜』10月24日から東京都・TACCS1179にて上演
公演チラシ
劇団フジ東京10月劇場『Triangle〜おばあちゃんのセントウ記〜』が10月24日(金)から東京都・TACCS1179で上演される。
劇団フジは1960年4月の創立。演劇の観念的先行を避け、気紛れな時流にも左右されることなく、あくまでも観るものが─大人も子供も等しく─「感動」できる舞台を創造し続けている。
今回上演される『Triangle〜おばあちゃんのセントウ記〜』は、2025年6月に大阪で好評を博した作品。
本作を新たな脚色と演出で東京・TACCS1179で上演する。
STORY
坂田三佳は高校生の娘・四葉の教育方針をめぐって夫の京平と衝突し、実家の銭湯に戻ってきた。
祖母・渡辺一江が長年守ってきたその銭湯も、時代の変化とともに転機を迎えていた。
ささいなことから学校に行けなくなった四葉、日々の仕事に忙殺され始める教師の西野奏多、親の期待を一身に背負った東條聖菜……悩める現代人たちの背中を押すのはお風呂の力だった!?
戦後80年間の記憶が「今」と交錯する中で、目の前の「ちいさな幸せ」を見つめ直すささやかな物語。
作・脚色:四方京 コメント
6月に大阪公演を終えたあと息つく暇もなく、東京10月劇場の制作がはじまりました。劇団員とも意見交換をしながらリライトをして、大阪公演とは装いをガラッと変えた上演台本が仕上がりました。
戦争や震災など、歴史に刻まれる「出来事」の裏には、言うまでもなく「人」がいて、そのそれぞれに「心」と「生活」があります。稽古場に顔を出し、演出の根本さんが役者さんに伝える言葉を横で聞いていると、それでも生きていく人間の在り方を、その美しさや滑稽さを、丁寧に掘り下げてくださっていることを感じます。
この作品が日々のちいさな幸せにあたたかく寄り添ってくれますように。そして当日は客席で皆さんと一緒に「いまを生きること」を考えたいと思います。
公演チラシ裏面
詳細は公式サイトで。
https://www.gekifuji.com/post/tokyo72
(文:劇団フジ 制作部 監修:エントレ編集部)
Triangle〜おばあちゃんのセントウ記〜
【出演】
齋藤純子、若林亜希、桑本直美、谷越弘和、遠藤智、加藤毬沙/安藤一人(友情出演)、川原田新一(友情出演)/他
【スタッフ】
作・脚色:四方京/演出:根本亜季絵/監修:岡本弘/製作:齋藤純子
日程:2025年10月24日(金)〜26日(日)全5ステージ
会場:TACCS1179(東京都新宿区)
料金:前売・当日 4,500円(全席自由・日時指定)