プッチーニ没後100周年に大人気の2作 METライブビューイング『つばめ』『蝶々夫人』5月31日(金)より順次公開
『つばめ』(c)Karen Almond/Metropolitan OperaMETライブビューイング『つばめ』が5月31日(金)から映画館で公開。また、『蝶々夫人』は6月21日(金)から公開される。
「METライブビューイング」はニューヨークに位置する世界最高峰のメトロポリタン・オペラ(通称:MET(メト))の最新公演を映画館で上映する企画。世界のトップ歌手たちの夢の競演、最高のオーケストラ、刺激的な演出の数々を、リーズナブルな価格で楽しめる画期的なオペラ・エンターテインメントだ。
『蝶々夫人』(c)Evan Zimmerman/Metropolitan Opera
2023-24シーズンの最後となる今回は、プッチーニ没後100周年にふさわしい大人気の2作品が続けて公開される。
注目のキャストと指揮者が贈る、大人の恋物語《つばめ》
本作で主人公を演じるのは、卓越した才能を持ち引っ張りだこのエンジェル・ブルー。持前の力強さと軽やかさのバランスを生かしながら、愛に生きる女性を瑞々しく歌い上げる。また、本公演がMETデビューとなるジョナサン・テテルマンも今が旬の歌手の一人。次回作《蝶々夫人》でもピンカートン役で登場する。そして、今国際的な音楽界で最注目の女性指揮者スぺランツァ・スカップッチは、25-26シーズンから英国ロイヤル・オペラの首席客演指揮者に就任する実力派。パリの優雅なサロンで繰り広げられる恋物語が理想のキャストと指揮者により描かれる。
スター・ソプラノが魅せる、日本女性の一途な愛 《蝶々夫人》
本作で蝶々夫人を務めるのは、カリスマ的な美声と卓越した演技力で、ウィーン国立歌劇場、スカラ座など、世界の主要歌劇場を席巻する圧倒的なソプラノ、アスミック・グリゴリアン。5月の来日公演でも絶賛を浴びた実力派が当たり役で待望のMETデビューを遂げた。本作では、19世紀末の長崎を舞台に、米国士官への日本人女性の一途な愛を豊かな声で歌い上げる。また、アカデミー監督賞のアンソニー・ミンゲラによる色彩豊かな舞台にも注目が集まる。
詳細は公式サイトで
https://www.shochiku.co.jp/met/
(文:エントレ編集部)
第8作:プッチーニ《つばめ》
◆日本上映: 5月31日(金)~6月6日(木) ※東劇のみ6/13(木)まで2週上映
◆上映館:東劇・新宿ピカデリーほか全国20館
【指揮】スぺランツァ・スカップッチ 【演出】ニコラ・ジョエル
【出演】エンジェル・ブルー、ジョナサン・テテルマン、エミリー・ポゴレルツ、ベクゾッド・ダブロノフほか
【MET上演日】 2024年4月20日 【上映予定時間】 2時間44分 (休憩1回)
◆あらすじ
銀行家ランバルドに囲われている高級娼婦のマグダは、ランバルドの友人の息子ルッジェーロと恋に落ち、ランバルドに別れを告げるが…
第9作:プッチーニ《蝶々夫人》
◆日本上映:6月21日(金)~27日(木) ※東劇のみ7/4(木)まで2週上映
◆上映館:東劇・新宿ピカデリーほか全国20館
【指揮】シャン・ジャン 【演出】アンソニー・ミンゲラ
【出演】アスミック・グリゴリアン、ジョナサン・テテルマン、エリザベス・ドゥショング、ルーカス・ミーチェムほか
【MET上演日】 2024年5月11日 【上映予定時間】 3時間20分 (休憩1回)
◆あらすじ
19世紀末の長崎。駐屯しているアメリカ海軍の士官ピンカートンは、芸者の蝶々さんと「結婚」するが、ピンカートンがアメリカに戻り…