熱風ののち、「不在」の先に 劇団UZ 第四回研究公演​『ローザ』が6月26日からアトリエhaco(愛媛県松山市)で上演

劇団UZ 第四回研究公演​『ローザ』が愛媛 松山市・アトリエhacoで6月26日(金)からアトリエhaco(愛媛県松山市)で上演。

 劇団UZは、2020年7月に愛媛県松山市にて設立された劇団。設立時より愛媛県内唯一の民間小劇場「シアターねこ」をホームとして、主に座付き作家の伊豆野眸のオリジナル作品を発表。時代や社会の狭間で生きる人々や、その風景を写真のように舞台上に映し出すことを特徴とし、社会や時代への視点を提示することで他者理解、世界の再認識を図る。立ち上げ2年で豊岡演劇祭フリンジショーケースに参加、「CoRich舞台芸術まつり!2025春」では第六回公演『牧神の星』が制作賞と演技賞(上松知史)をダブル受賞するなど注目を集めた。シアターねこ閉館(2024年)以後は市内山間部の倉庫を新たな発信拠点「アトリエhaco」を整備し上演だけでなくワークショップや後進育成にも取り組んでいる。

 本作は、オリジナル作品の上演を行う劇団の本公演と合わせて、これまで劇団が若手の育成や新しい表現や創作のあり方の模索、演劇文化の発展を目指して続けてきた「研究公演」として位置付けられる。これまで技術端で研鑽を積んできた劇団員の黒岩陽斗が初演出を務める。

 本作について劇団代表の上松知史は「ある人物の“不在”をめぐり、残された人々が記憶を通じて、大切な人や自分自身と向き合っていく姿が描かれています。いなくなってしまった人のことを思い出したり、話したりする中でなにかを少しずつ受け入れていく感覚は、きっと誰の中にでもあるものではないかと思います」と語る。

 脚本は演出家、脚本家、アクティングコーチとして全国で活躍する黒澤世莉が2016年に自身が主宰する時間堂の最終公演として上演した『ローザ』。吹き荒れた時代の熱風の後に残された人々の姿を精緻に描き、現代にも通底する普遍的な問いかけにつなげようとしている。四国を代表する社会派劇団はあらたな挑戦の先に何を見るのか―。

STORY
 ドイツの革命家ローザ・ルクセンブルク。
彼女の死後、墓前に訪れた因縁の4人が繰り広げる、ローザと過ごした記憶の再現劇。

「想像しろ。ローザの顔、ローザの声、ローザの身体。想像しろ、死の瞬間を。」

 
会場となるアトリエhacoは劇場ではないが、劇団員が自ら整備し、協力し作り上げていった創作拠点とのこと。
「作品とともに、自分たちの手で整えていく、わたしたちの創作の拠点です。この場所で若い世代、多様な人たちが集まり、試行錯誤を重ねながら作品と向き合う時間そのものにも、今回の公演の意味があるように感じている」とのことだ。

本作は6月26日より愛媛県松山市・アトリエhacoで開幕。
詳細は公式サイトで。
https://gekidanuz.wixsite.com/home/rosa

(文:秦 元樹)

公演情報

劇団UZ 第四回研究公演
​『ローザ』

【作】黒澤 世莉
【演出】黒岩 陽斗

【出演】
上松 知史 川﨑 樹杏 上原 蘭夢 宮道 知

2026年6月26日(金),27日(土),28日(日)
愛媛 松山市・アトリエhaco

公式サイト
https://gekidanuz.wixsite.com/home/rosa

チケットを探す
https://r7ticket.jp/13bd19c80046e00

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