
笑いと感動、そして圧巻の歌声!『氷川きよし特別公演』明治座観劇レビュー

写真提供:オフィシャル
明治座に一歩足を踏み入れた瞬間から、そこは日常を忘れるエンターテインメントの世界一色でした。
今回拝見したのは、第一部がお芝居、第二部がコンサートという、まさに氷川きよしさんの魅力を多角的に味わえる豪華二本立て。その興奮冷めやらぬうちに、初日観劇レビューと囲み取材の様子をお届けします。
【囲み取材レポ】氷川きよし、4年ぶりの明治座に感動!『みんなと一緒にいるだけで幸せ』絆あふれる爆笑トーク」ー氷川きよし胃袋も掴む
【登壇者】
座長:氷川きよし
出演:丸山智己、石倉三郎、島崎和歌子、山崎樹範、上野なつひ、ほか
一言ごとに皆さんで盛り上がり、カンパニーの仲の良さと、氷川さんの人の良さが感じられる囲み取材でしたので、なるべく現場の雰囲気が伝わるように、原文に近い文章でお届けします。ということで、Longです(笑)
4年ぶりの明治座公演、初日を迎えて意気込み及び役柄について
氷川: 4年ぶりの明治座での劇場公演でございます。
お芝居と歌のショーの2本立てということで、約1ヶ月近くお稽古させていただきました。石倉三郎さんのような芸能界を長く見ていらっしゃる先輩、そして同世代の丸山智己さんなど、こういう日が来たんだと感動しました 。
25歳で新宿でやらせていただき、2分で1カ月のチケットが無くなったと聞いた時は、嬉しいよりもプレッシャーと緊張で楽しめなくて顔が引きつってしまいました。
でも、本当にお客様に育てていただいて、だんだん時代劇が好きになって、前回は洋物の舞踏会でドレスを着たり、七変化をしたりしたんですが、やっぱりこの年になりますと時代劇がいいなぁ~って思ってくる年代でございます。
石倉:この歳になるとって、そういう感じに見えない。
氷川:本当ですか?40代最後ですからね。石倉さんも本当にお若いですよね。
石倉:私もついて行ってるだけだからね。
氷川:立ち稽古から全部セリフが入れられていて、皆さんレベルが高くて、追いつくのが精一杯で、途中で熱を出しました。途中すごく緊張しました。無事に初日を迎えられて、満員のお客様にお越しいただいて、良かったです。
山崎:本当に幸せな気持ちになった初日でした。
氷川:本当ですよね。
丸山:氷川さんスターだな!って。だって、本番になるとスイッチがバチっと入る。
石倉:お客様のためにやっているって、はっきりわかるね!魅せ方!演じ方がね!
氷川:喜ばせたいんですよね!
石倉:すごいもん!
氷川:本当ですか~
山崎:ちょっと待て、このマイク質問1個で終わっちゃう(笑)ずーっとクロストークで。
氷川:でも、いっぱい喋りたいですよね。
丸山:氷川さんが演じる吉継の兄忠勝を演じさせていただきました丸山と申します。
とにかく楽しいですね、本当に!
幕が開いてお客様がいて、あっ!こんなにリアクションしてくれるん!だと思うと、もうそれだけで僕たちもテンションが上がります 。
氷川:やっぱり、反応があるとねぇ~。ドラマの時だとやっぱり反応ないの?
丸山:ないです。あったら、ダメになっちゃうから。だから、もう~本当に楽しくて。あと59回も公演ができると思うと本当に幸せです 。
氷川さんの美しいオーラとポジティブなオーラを存分に浴びて帰ろうと思っています。よろしくお願いします。
石倉: 初日満員のお客様で、私たちはやっぱりお客様あってのもので、お客様がいれば何でも出来る感じになりますが、初日はこれほどのお客様の入りで、最高の幸せ感でいっぱいでございます。このパワーで、ラストまで頑張りたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
島崎: 今回4年ぶりの公演にお声がけいただきまして、本当に感謝申し上げます。私はこういった舞台は本当に初めてでして、役作りが難しくて・・
氷川:素と違う感じ?
島崎:本当にあの雰囲気を見ていただいて思ってくださっていると思いますけど、本当に仲良く楽しくやらせていただいております。こういった雰囲気もお客様に伝われば嬉しいな~って思います。本当に座長が可愛らしくて、気取っていなくて本当に良かったです。
もう~、差し入れが素晴らしい!助かります!なかなか手に入らない銀座のお菓子とかね!美味しかったね!ありがとうございました。
今回、氷川きよしスペシャルお弁当でしたっけ?メニューもあるので、全部お品書きも考えて・・
氷川:こだわりが強いんで!
島崎:これもぜひ一つの楽しみにしていただいて・・・
氷川:天ぷらをカリっとお願いします!!天ぷらをカリっと!
島崎:そういう食事も細かいところまで気を遣って頂けるので、本当にありがとうございます。体調に気を付けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
じゃぁ~旦那にかわります!
山崎:どうも、旦那です(笑)。山崎樹範と申します。本日ありがとうございます。
氷川さんと今回の舞台で初めましてなんですけど、ちょっと一緒にいるだけでみんなが好きになる気持ちが分かる感じがしました。一緒にいるだけですごい幸せな気分になれるんですよね。
氷川:自分もヤマシゲさんを毎日テレビドラマで観させていただいているんで感動しちゃって・・
※ここで照明用のライトの電源が切れる・・・
お歳頃だから、これちょっと100個くらい欲しい!
照明大好き!なんてやり取りも(笑)
山崎:今日も、初日幕が開けてお客様の顔見たら、お客様もすごい幸せそうな顔をしているんですよ。いつもなら、僕らがお芝居をしてお客様を元気にしたいとか、ハッピーな気持ちになってもらいたいとか思っているんですけども、お芝居している最中に僕がすごい幸せな気持ちになっちゃって、「あ、これ、もう逆だ!」お客様からもらっちゃっていると思って、本当はお客様も、、って思うんですけども、もうそれぐらい全部がすごい幸せな時間でした。
今日いただいたものが本当に大きいの、これは残りの舞台でちゃんと返していきたいな~と思っております。最後まで努めたいと思います。
氷川:59公演よろしくお願いします。みんなが健康で事故とかも気を付けてもらいたい。段差とか・・
石倉、島崎:暗いから!
上野:菊姫役を演じさせていただきました上野なつひです。
氷川:本当に綺麗!小顔でねぇ~
島崎:良いわねぇ~、そんな格好させてもらって~良いわねぇ~
上野:素敵な役をいただいて、本当にありがとうございました。
島崎:全然違うよね。
氷川:そんなことないです。
島崎:美しいです。
氷川:ピンク、同じピンクよ!
上野:今回初めての明治座さんで、氷川さんと共演させていただくのも初めてで、プラス私は産後初めての舞台になるので・・
氷川:可愛いですね、赤ちゃんねぇ~。インスタでも!
上野:ありがとうございます。すごい可愛い時期で。
今9ヶ月の息子がいるので、最初どうしようかな・・って悩んだ時期もあったんですけど、氷川さんとお芝居が出来る機会なんて多分一生ないな~って思って、家族に協力してもらって、「お願いします」ということで。
本当に決めて良かったな~というか、ちょっと家族には申し訳ないんですけど、毎日稽古場に行くのが楽しくて!
氷川さんが差し入れしてくださった草だんごが、美味しすぎて、あの後毎日買いに行っています。もうあんな美味しいお団子食べたことがない!ってくらい。
氷川:本当ですか。品があられますよね(笑)。
上野:なので、氷川さんには心もそうですけど、胃袋も掴まれて、毎日本当にすごく幸せな気持ちでいます。
あと、三味線を弾くシーンがあるので、氷川さんの歌に合わせて弾かなくてはならなくて、毎回緊張で、邪魔をしないように、間違えないように。毎日新鮮な気持ちで立たせていただいています。ありがとうございます。よろしくお願いします。
氷川:59公演よろしくお願いします。明日からまた戦いですね。自分との。。
質問者:今、非常に盛り上がって、仲のいいカンパニーなんだなぁ~というのを感じるんですけど、、
氷川:やっぱり1カ月こうやって過ごさせていただくと、心が通じてきますよね。初日の顔合わせの時は、まだ緊張していましたもんね。人間って不思議ですね。心通えば笑える話になるんですよね。
ほど酔い酒(笑)
島崎:ほどほどに(笑)
氷川:許して・・(笑)ありがとうございます。嬉しい。
質問者:お芝居も非常によいお芝居なんですけど、やはり見どころ第2部氷川さんのコンサート。コンサートの見どころ、内容を含めまして氷川さんからお話をお願いします。
氷川:やっぱり、日本の地で生まれて、福岡で18年間育ちまして、それから30年以上経つわけですけども、日本の良さというと、お着物とか伝統がありますでしょ、そういったものをアピールしていくのも大事なんだなぁ~って。歳を重ねれば重ねるほどお着物が身体に合ってきて、好きになっていく。だから日本の誇れるプライドが、お着物だったりするので、そういったものを発信できるというのは、すごく嬉しいですね。
そういったテイストを今回コンサートでも表現させていただいて、限界突破とかも和楽器を入れたりとか、明治座ならではのアレンジ幅広い歌をお届けしたい思っています。今回、明治座と他の会場では日本のザ・スターの歌を歌わせていただくことになりました。
(歌の話になるとちょこちょこ歌ってくださる氷川さん)
氷川:なんか、話を取り乱しちゃって。。。(笑)
コンサートは本当に幅広い老若男女の皆さんが、楽しめるエンターテイメントになっています。ダンサーというか、皆さんのおかげで。どんどん皆さんにここに来てもらって、自己肯定を高めて差し上げたい!そういう場所なんです!みんなすごいよ!って、そういう時代ですから。
新曲について
『ほど酔い酒』という4年ぶりの演歌のシングルになりまして、昨年は小室哲哉さんと『パーティーオブモンスター』を、その後が、松本隆先生に『白睡蓮』という曲をGLAYのTAKUROさんと書いていただいて、色んな曲をたくさんこれから歌っていきたいなって思っています。一つの型に嵌らず、歌っていきたいんですけど、演歌・歌謡曲は好きですから、オリジナル曲もたくさん増えましたし、今回の『ほど酔い酒』は、万人の方に喜んでいただきたいなぁ~って思っています。覚えやすいでしょ!ゆっくりじわじわと人の心に「そうだなぁ~」って思っていただけたらいいなぁ~って思っています。
お互い心を繋げていけば絶対に分かり合えるんですよ。人間ですから。人間って色んな心を持っていますから、その瞬間瞬間で変わるでしょ。やっぱり優しい心を誰もが持っているんだ!って、、、、、
島崎:新曲の話を!
氷川:ごめんなさい、ついつい熱くなっちゃって!!(笑)『ほど酔い酒』もほどほどに喋らないといけないですね。以上、さようなら。新曲をよろしくお願いします。(笑)
質問者:最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。
氷川:全国のファンの皆様、久しぶりのお芝居と歌のショー『白雲の城』というお芝居でございます。豪華な役者さんの皆様と共に、生の舞台でお芝居をやらせていただいております。そして、歌のショート2本立てになっておりますので、ぜひ劇場に遊びに来ていただいて、気分転換をしていただいて、気持が晴れ晴れとしたなぁ~って、明日からもいきていこうって、氷川も頑張っているから自分も生きていこう!あいつもできるんだから自分もできれば!っていう風に思っていただけるような、そんな前向きなってもらえるような劇場コンサート、公演にしているので、ぜひ、劇場に遊びにいらしてください。
寒いですけど、暖かくして、カイロを付けて(全身に!)来ていただきたいと思っております。あと、水分をとって、お白湯なんか良いんじゃないですかね?ぜひお越しいただきたいと思います。『ほど酔い酒』も応援をよろしくお願いします。年末に向けて頑張っていきたいと思います。
もう、早め早めに見積もっていかないと、あっという間にもう40代最後ですから、この前20代だと思っていたらあっという間に・・石倉さんみたいに長く歌っていけるように頑張ります。みなさん、ありがとうございました。
どうぞお待ちしております。さよなら~!!!
【第一部】お芝居:『白雲の城』—笑いと優しさが紡ぐ、新しい時代劇
明治座の幕が上がる前から、楽しみはすでに始まっています。 会場には氷川さんと一緒に写真が撮れるフォトスポットや、限定のコラボグッズ、お土産などが充実しており、早めに到着して明治座という空間そのものを堪能するのがおすすめです。また、2階「ラウンジ」では「氷川茶房」と銘打ちコラボメニューや限定グッズを展開し、舞台の世界観を食でも満喫できます。氷川さんが拘ったメニューを楽しむのもおススメです!
客席には氷川さんと同じ衣装を身にまとったファンの姿も見受けられ、通常の舞台とは一味違う、華やかで熱狂的な熱気に包まれています。
予鈴とともに高まる熱気と、華やかな幕開け
いよいよ開演5分前。予鈴のベルが鳴り響くと、それだけで客席からは割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こりました。幕が開くのを今か今かと待ちわびる観客の熱量が、一気に爆発したような瞬間です。 氷川さんご本人による影アナウンスに続き、名曲『人あるがまま』が流れ始めると、いよいよ幕が上がります。開演前の氷川さんのアナウンスと、お芝居とショーの2本立ての構成に、ふと宝塚を思い出してしまいました。
本作は「The 時代劇」でありながら、決して堅苦しくありません。随所に笑いが散りばめられ、老若男女が等身大で楽しめる作品になっています。時代劇らしい言い回しの中に、自然な現代的表現やウィットに富んだ冗談が組み込まれており、客席からは次々と笑いや拍手が沸き起こります。
そんな温かい雰囲気の中、笛の音と共に氷川さん演じる吉継が登場すると、ひときわ大きな拍手が会場から沸き起こり、熱気もさらに高まります!
お芝居はもちろん、この一体感のある空気感そのものが、この舞台の大きな醍醐味と言えるでしょう。
氷川きよしの「変幻自在」な魅力
劇中、氷川さんは何度かその装いと雰囲気を変えて登場します。バラエティ豊かな衣装と表情の数々は、ファンならずとも見逃せません。実は私自身、あるシーンで「よ〜く」確認したのですが、あまりの変貌ぶりに氷川さんだと認識できなかったほど……(笑)。その徹底した役作りは必見です。

脇を固めるキャスト陣も豪華です。ドラマの刑事役などで馴染み深い石倉三郎さんと丸山智己さんの時代劇姿は新鮮で、お二人の重厚な佇まいと、早口言葉のようなコミカルなセリフ回しのギャップには思わず笑わされてしまいます。特に吉継との掛け合いからは、カンパニーの仲の良さが伝わってくるようで、観ているこちらまで微笑ましい気持ちになりました。
笑いの中に宿る、吉継の優しさ
ストーリーの軸となるのは、一見すると自由奔放、しかしその実は氷川さんご本人のように思慮深く、民を想って行動する吉継の姿です。 育ちの良い吉継が民の中へ飛び込んでいくものの、慣れない言葉遣いに四苦八苦する様子は、滑稽ながらも氷川さんのキャラクターと絶妙にマッチしている感じがします。違和感のない自然な笑いとして成立しており、気づけば「頑張れ!」と応援したい気持ちにさせられてしまいました。

また、山崎樹範さんと島崎和歌子(Wキャスト:中島唱子)さんが演じる夫婦、そして子供たちの演技も外せません。息の合った夫婦漫才のようなやり取りと、子供たちの可愛らしさはたまりません。そんな彼らとの不思議な距離感の詰め方で吉継は直接民の声を聞きだすことに成功し、水害被害に悩まされていることに辿り着きます。
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驚きの「深山天女」と、物語の行方
兄・忠勝が吉継の進言を受け入れ、治水事業を成功させたことで、城下には平穏な日々が訪れます。しかし、そんな平和な上宮城に忍び寄る暗雲……。
後半の見どころとして外せないのが、氷川さん演じる吉継が、菊姫(上野なつひさん)の奏でる三味線に合わせて歌い上げる素敵なシーンです。
舞台を観ている間は、「本当にその場で演奏しているのだろうか?」と引き込まれつつも確信が持てなかったのですが、囲み取材でのお話から推測すると、どうやら菊姫役の上野さんが実際に生演奏されているようです。お二人の息の合った掛け合いと美しい歌声、そして三味線の音色が織りなす空間は、上野さんのファンの方にとっても間違いなく必見のシーンとなるはずです。ぜひ、その音色に耳を澄ませてみてください。
物語のキーマンとして登場する「深山天女」については、ぜひ劇場でその姿をご自身の目で確かめていただきたいです。事前情報なしで観た私は「えっ?誰!?」とその正体に度肝を抜かれました。計2回登場しますが、そのお姿の違いも大きな見どころの一つです。
時代劇とコメディの絶妙なバランス。大いに笑い、そして吉継の優しさに触れて温かい気持ちになれるひとときを、ぜひ劇場で体感してください。

【第二部】氷川きよしコンサート2026——「これぞスター」の圧倒的ステージ
休憩を挟んでの第二部は、ガラリと雰囲気が変わります。会場は完全に「氷川きよしのコンサート会場」へと変貌を遂げていました。
後方席から見渡す、多幸感あふれる光景
今回は後方寄りの席から拝見しましたが、そこから見える景色は圧巻の一言。カラフルなペンライトとうちわが揺れる客席は、まるで光の海のよう。 氷川さんがMCで「老若男女の皆様」と呼びかけていた通り、幅広い層のファンが集まっていました。なかでも、人生の諸先輩方が楽しそうにペンライトを振り、ステージに熱い視線を送る姿はとても微笑ましく、見ている私の方が元気を分けてもらったような気がします。

ジャンルを超えた歌唱力と日替わりの驚き
第2部は『人あるがまま』で幕が上がり、大きな拍手と歓声に包まれます。
最初のMCでは、これまでの明治座公演の歩みを振り返る一幕がありました。 初めての劇場公演『銭形平次』から始まり、これまでの4作品すべてを観劇した方を問いかけると、なんと会場の多くの方がパッと手を挙げられたのです。その光景には、思わずこちらまで驚き、圧倒されてしまいました。
さらに、25年前の初舞台『草笛の音次郎』についても確認がありましたが、そこでも驚くほど多くの手が上がりました。 その光景から、ファン層の幅広さはもちろん、四半世紀もの長きにわたって氷川さんを支え続けてきた方々の熱量に触れ、改めて氷川きよしというアーティストの魅力の深さと、ファンとの強固な絆を実感した瞬間でした。
「流石!」と言わずにいられない、唯一無二の歌唱力
ステージが始まると、そこにあるのは「流石、氷川きよし!」と唸るしかない圧巻のパフォーマンスでした。 序盤は「これぞ氷川きよし!」という王道の演歌ナンバーが続き、「今日は時代劇に合わせた演歌バージョンなのかな?」と思っていたのですが、楽しみはそれだけではありませんでした。和装から、洋装をクールに着こなす姿まで、衣装の変化と共に様々な表情の氷川さんを存分に堪能することができます。
代表曲の数々は、ファンならずとも一度は耳にしたことがある名曲ばかり。初めてコンサートに足を運ぶ方でも、気後れすることなく最高に盛り上がれるはずです。

豪華すぎる日替わりのカバーコーナー
また、自身の楽曲だけでなく、演歌界の大スターである美空ひばりさんや北島三郎さんの名曲も披露されます。私が参戦したのは、美空ひばりさんの日で、なんと6曲も披露してくださいました。
ご自身の曲を含めて20曲程、これだけでもチケット代以上の価値があると感じるほど、贅沢で豪華なひとときでした。 このコーナーは日替わりのようですので、どちらの楽曲に出会えるかも楽しみの一つですね。
一体感を楽しむためのポイント
より楽しむためのアドバイスとしては、ペンライトをお持ちの方はぜひ持参することをおすすめします!会場全体が光に包まれる一体感は格別です。 そして忘れてはならないのが、ステージを支えるバンドメンバーとダンサーの皆さんの存在です。一部、客席に降りてきてくれる嬉しい演出もあり、ダンサーたちのキレのあるパフォーマンスも必見。ステージの隅々まで目が離せません。
ダンサーの中には、第1部でお会いした方々のお姿も!!!ぜひ、劇場でお確かめください。
お芝居で笑い、コンサートで元気をもらう。 そんな贅沢な明治座の1日。
氷川きよしというアーティストの底力を改めて見せつけられた、最高の時間でした。
【まとめ】明日への活力がもらえる、最高のエンターテインメント
お芝居でたっぷり笑い、コンサートで圧倒的な歌声に浸る。今回の公演を通じて感じたのは、氷川きよしというアーティストが放つ「すべての人を置き去りにしない、包容力のあるエンターテインメント」の力でした。
お芝居が終わった後のカーテンコールでも、キャスト同士のクロストークが大いに盛り上がり、ここでもカンパニーの仲の良さが存分に伝わってきて、観ている側まで幸せな気分になりました。
また、氷川さんから客席のファンを優しく気遣うような声掛けもあり、最後は氷川さんの「人の良さ」が感じられました。
時代劇とコンサート。この密度の濃い贅沢な二本立てを体験すれば、帰り道にはきっと心が軽く、明日からの活力に満たされているはずです。ぜひこの熱狂を劇場で体感してみてください!
(文:松坂柚希)
『氷川きよし特別公演』
作・演出 堤泰之
美術 本江義治
□出演
氷川きよし
丸山智己
島崎和歌子・中島唱子(Wキャスト)
山崎樹範
上野なつひ
/石倉三郎
◻︎公演日程
【東京公演】
公演日程:2026年1月31日(土)~2月18日(水)
会場:明治座
【愛知公演】
公演日程:3月6日(土)~18日(水)
会場:御園座
【大阪公演】
公演日程:2026年4月10日(金)~19日(日)
会場:新歌舞伎座
【福岡公演】
公演日程:4月25日(土)~30日(木)
会場:博多座
□公式サイト
明治座:氷川きよし特別公演


