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八月納涼歌舞伎座『狐花』

京極夏彦氏が書き下ろした新作歌舞伎『狐花(きつねばな)』に松本幸四郎、中村勘九郎、中村七之助が出演/8月 歌舞伎座で上演

八月納涼歌舞伎座『狐花』八月納涼歌舞伎座『狐花(きつねばな)』ミステリー作家・京極夏彦氏が書き下ろした新作歌舞伎『狐花(きつねばな)』が、2024年8月の「八月納涼歌舞伎」で歌舞伎座にて上演される。

 
京極夏彦が歌舞伎の脚本を書くのは初めて。出演は松本幸四郎、中村勘九郎、中村七之助など。

『狐花』は京極氏の人気シリーズ「百鬼夜行」と「巷説百物語」に関連する物語で、主人公・中禅寺秋彦の曾祖父・中禪寺洲齋の時代を描く。
この新作は、京極氏のデビュー30周年を記念するプロジェクトの一環で、同時に小説版も7月にKADOKAWAより発売される。

あらすじ

時は江戸。作事奉行・上月監物(こうづきけんもつ)の一人娘は、母が眠る墓所に現れたという、ある男を探していた。彼岸花を深紅に染め付けた着物を纏い、身も凍るほど美しい顔のその青年は、”この世に居るはずのない男”だったーー。一方、青年の出現を知った監物は、この騒動が過去の悪事と関りがあるのではと警戒する。いくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、“憑き物落とし”を行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が監物の屋敷に招かれる。謎に秘された哀しき真実とは?

 

【京極夏彦 コメント】
小説家三十年の節目の機にお声掛け戴き、斯様な仕儀と相成りました。
文字のみを扱い用い馬齢を重ねて参りましたが、此度は黒、柿、萌黄の大舞台。文字ならぬ名優の方々の身体に意を委ねまする怪しの狂言。
まるで作法も文法も違いますれば、果たして如何なる仕上がりとなりますものか、身の引き締まる思いに御座います。
何卒、心静かにご高覧戴きまするよう、伏して御願い上げ奉ります。

【松本幸四郎 コメント】
「百鬼夜行」シリーズは、危険な香りを感じつつも嬉しくなるエンターテイメントで、凄い艶やか、まさに凄艶(すごつや)な世界で大好きな作品です。今回、ついに京極夏彦さんが新作歌舞伎を書き下ろすということで、「待ってました!」という気持ちです。異次元旅行をお客様と共に楽しみたいと思います。
小説家デビュー30年を迎えられた京極さんの書き下ろし歌舞伎で、僕が22年間夢見続けた傾(かぶ)いた歌舞伎を作り上げたいと思っています。

詳細は公式サイトで
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/878

(文:エントレ編集部)

八月納涼歌舞伎
『狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき』

【脚本】京極夏彦
【演出・補綴】今井豊茂

【出演】松本幸四郎、中村勘九郎、中村七之助

2024年8月4日(日)~25日(日)/東京・歌舞伎座

公式サイト
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/878

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