講談+現代劇で描くフルタ丸講談の第2弾!『八百長入門』11月29日からシアター711で上演


フルタ丸講談vol.2『八百長入門』

講談+現代劇で描くフルタ丸講談の第二弾は、プロ野球選手の妻たちによる本音と建て前が渦巻く八百長合戦!

劇団フルタ丸は、ひとりぼっちの夜を救う演劇を創作する劇団として、孤独を感じる人物に寄り添いながら、その先の未来を明るく照らそうとするヒューマンコメディを発表してきた。2022年には二十周年記念公演『すべてセリフのはずだった』(駅前劇場)の上演、劇団創立21年目となる2023年、新企画「フルタ丸講談」シリーズを始動した。

「フルタ丸講談」とは、代表のフルタジュンが講談師・神田京子氏とのオリジナル講談の創作を通じて改めて感じた講談という演芸の魅力・可能性を、演劇のフォーマットで表現したいと考えて発案した新シリーズ。修羅場読み(ひらばよみ)と言われる講談独特の滔々と流れるような読み方や張扇等の講談独特の所作・様式美等を採り入れ、これまで劇団で培ってきた現代劇とミックスさせた新しい試みだ。

2023年7月に第1弾『枡目街交差点』を劇団員のみで上演、第2弾となる本作では、劇団員の真帆・篠原友紀に加えて、大勝かおり・仁山貴恵・日下麻彩・上田のりこ・寺田晴名という多彩な客演陣を招き、オール女性キャストでプロ野球選手の妻たちの世界をサスペンスフルコメディーとして描きだす。

STORY

プロ野球選手の妻に選ばれし者たち。
彼女たちは集い苦労を分かち合いながらも、自らの境遇に酔っていた。
しかし、週刊誌がすっぱ抜いた八百長疑惑報道を発端に崩壊が始まる。
疑心暗鬼に陥る妻たちは互いを疑い始め、敵の敵は味方のはずが、
どこまでも敵だったりしてもう誰も何も信じられなくなっていく。

そして、彼女たちは八百長の門をくぐる。

 

作・演出のフルタジュンより

今年の夏に初めてフルタ丸講談『枡目街交差点』を上演しました。実験的な部分と面白いものができるかもしれないという予感のもと、結果として良い方向に転がりました。フルタ丸講談には世界を自由自在に広げたり畳んだりできるようなシームレスな魅力があると感じ、そういった演劇の作り方をずっと望んでいた自分としては千載一遇の出会いを得たような気持ちでいます。「講談+現代劇による演劇」をフルタ丸講談と呼んでいるわけですが、歴史ある伝統芸能に襟を正しつつも、やりたい放題の精神で臨みたいと思います。

 
詳細は公式サイトで。
http://furutamaru.com

(文:大森晴香 監修:エントレ編集部)

フルタ丸講談 vol.2『八百長入門』

作・演出:フルタジュン
出演:真帆・篠原友紀・大勝かおり・仁山貴恵・日下麻彩(吉祥寺GORILLA)・上田のりこ・寺田晴名

2023年11月29日(水)~12月2日(土)/シアター711

公式サイト
http://furutamaru.com

チケットを探す
http://confetti-web.com/furutamarukoudan_2

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