犬儒派リーディングアクトの新作『林檎とセーラー服』 4月28日(金)からアトリエ三軒茶屋にて上演
犬儒派リーディングアクト『林檎とセーラー服』チラシ
犬儒派リーディングアクトによる舞台『林檎とセーラー服』が4月28日(金)から東京・アトリエ三軒茶屋で上演される。
犬儒派リーディングアクトは、役者・アーティストとして活動する天才ナカムラスペシャルが主宰する実験的朗読ユニット。
2020年にステージ4の咽頭がんを宣告されながらも、3度の大手術と壮絶な闘病生活を経たのち奇跡的に声を取り戻した天才ナカムラスペシャルが、 “声による表現”を改めて模索する場として昨年結成し、これまでに3本の作品を上演してきた。
数々の文学作品を大胆に解体し独自の朗読劇として再構築してきた同ユニットが、今回は新たにグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』と『柏槇の話』を元に、小泉八雲と三島由紀夫の世界観を融合させた耽美的で摩訶不思議なダークファンタジーを上演する。文学性に実験的な試みを加えた重層的な構成が同ユニットの特徴であり、[朗読]という表現形態でしか成し得ない[演劇]の可能性を追求している。
出演は「tsumazuki no ishi」の宇鉄菊三、数々の映像作品でも活躍中の豊瀬みち、「無名塾」出身の川下千尋ら、実力派の俳優陣が揃う。
豊瀬みち、天才ナカムラスペシャル、宇鉄菊三、川下千尋
グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』『柏槇の話』、小泉八雲『破約』、三島由紀夫『雛の宿』、以上の4作品をモチーフとして換骨奪胎し、新たな視点で再構築したオリジナルストーリーの朗読劇を、4人の俳優たちが演じる。
朗読劇というと、単に椅子に座って既成の本を読んでいるだけという、非常に安直なことをやっているイメージがあるし、またコロナ渦の影響もあり、昨今はお手軽な朗読劇をやる人が実に多い。だから自分は、もっと別のアプローチをしようと思い、朗読という手法を逆手に取ることにしました。そして、極めて実験性の高い、「朗読」という形を借りた「演劇」作品を作ることにしました。
「朗読」という表現形態だからこそ出来ること、そして少人数、小空間だからこそ出来ることはまだまだ無限にあります。その可能性を模索しながら、今回もとてもヘンな作品が出来上がりそうです。2人の女優さんにもご期待ください。『林檎とセーラー服』どうぞお楽しみに!
本作は4月28日(金)から東京・アトリエ三軒茶屋で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://kenjuha2022.stage.corich.jp/
(文:エントレ編集部)
犬儒派リーディングアクト『林檎とセーラー服』
【脚色・演出】天才ナカムラスペシャル
【原作】グリム童話、小泉八雲、三島由紀夫
【出演】宇鉄菊三、天才ナカムラスペシャル、豊瀬みち、川下千尋
2023年4月28日(金)~4月30日(日)/東京・アトリエ三軒茶屋
公演詳細
https://kenjuha2022.stage.corich.jp/
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