欧米に衝撃を与えた2作品『ポルノグラフィ』『レイジ』同一キャストで同時上演! 2025年2~3月シアタートラムにて
『ポルノグラフィ/レイジ』出演者
サイモン・スティーヴンスの衝撃作『ポルノグラフィ/レイジ』の同時上演に11名の個性豊かなキャストが挑む。
イギリス演劇界を担う劇作家の一人・サイモン・スティーヴンスによる『ポルノグラフィ』『レイジ』の2作品を、2025年2月~3月にシアタートラムにて、同じ出演者による同時上演のスタイルで上演することが決定した。
『ポルノグラフィ PORNOGRAPHY』は、五輪開催決定に沸くロンドンを舞台に、2005年7月に発生した地下鉄・バス連続爆破テロ事件を題材に書かれた作品。被害者やその周辺の人々・実行犯など様々な人々の日常生活を、7つのオムニバス形式で描き出す。
『レイジ RAGE』は2016年にハンブルグにて初演された作品で、2015年から16年へと移り変わるイギリスの都市の混沌とした大晦日の模様を捉えた、ジョエル・グッドマン撮影の写真から想を得た群像劇。
欧米演劇界に鮮烈な衝撃を与えた社会派の二作品を、休憩を挟んで一挙に上演するという。
出演は、亀田佳明、土井ケイト、岡本玲、sara、田中亨、古谷陸、加茂智里、森永友基、斉藤淳、吉見一豊、竹下景子。
演出は桐山知也が務める。
桐山知也(演出) コメント
まずは、サイモン・スティーヴンスの全く手触りの違う2作品を休憩を挟んで一挙に上演するという挑発的な企みに参加してくださるとても勇敢な出演者の皆さんに感謝を!
こうして改めて見てみると、これまでどの作品でも見ることがなかったようなちょっと不思議な顔ぶれとなりました。でも、その不思議な、思い切って言うならその奇妙さこそが、この世界なのだと改めて実感しています。
様々な方法で”個”或いは”孤”を描きながらも、ぼくたちを取り巻くこの世界全体を描くサイモン・スティーヴンスの作品そのものでもあります。そんな皆さんと作品創りができること、頼もしく、嬉しく、稽古が始まるのが待ち遠しいです。
観客の皆さんにも、この出演者全員で描く世界をご覧頂ければ幸いです。
本作は2025年2月中旬~3月上旬、シアタートラムで上演予定。
公演詳細は公式サイトで。
https://setagaya-pt.jp/stage/16041/
(文:エントレ編集部)
サイモン・スティーヴンス ダブルビル
『ポルノグラフィ PORNOGRAPHY/レイジ RAGE』
【翻訳】小田島創志(『ポルノグラフィ』) 髙田曜子(『レイジ』)
【演出】桐山知也
【出演】亀田佳明、土井ケイト、岡本玲、sara、田中亨、古谷陸、加茂智里、森永友基、斉藤淳、吉見一豊、竹下景子
【スウィング】伊藤わこ 森永友基
公式サイト
https://setagaya-pt.jp/stage/16041/
チケットは2024年12月15日(日)〜一般発売開始予定