福岡から、越境する。画家 浦川大志氏とともに創る〈広場型〉演劇 Mr.daydreamer『ハムレットマシーン』25年12月横浜・26年1月福岡、2都市ツアー


Mr.daydreamer #10『ハムレットマシーン』

Mr.daydreamer #10『ハムレットマシーン』が、25年12月横浜・26年1月福岡、2都市ツアーで上演される。

福岡を拠点に”現代悲劇の創作”に取り組む演劇ユニットMr.daydreamerが、『ハムレットマシーン』を団体初のツアー公演(横浜・福岡)として上演。画家 浦川大志氏とコラボレーションした舞台美術、舞台と観客の境界を取り払う〈広場型〉の空間で、「上演不可能」と評される旧東ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーの代表作『ハムレットマシーン』に挑む。
 

Introduction
─── 私はハムレットではない。
旧東ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーの代表作『ハムレットマシーン』。シェイクスピア『ハムレット』をはじめとした膨大な演劇作品、詩、小説の解体・再構築によって編まれた、たった8ページのテキスト。そこにあるのは物語ではなく、ミュラーの生きた動乱の世が投影された、瓦礫のように散らばる言葉、断片化されたイメージです。
その難解さゆえに「上演不可能」と評されながら、世界中で上演を試みられてきたこのテキストに、福岡を拠点に現代悲劇の創作に取り組むMr.daydreamerが挑みます。
俳優の存在と呼応するリアルタイム演算を用いた映像演出、舞台と観客の境界を取り払う〈広場型〉の空間、そして画家 浦川大志氏が担う舞台美術。時代・空間・領域を越境し、観るものを巻き込む『ハムレットマシーン』をお届けします。

 

上野 隆樹(構成・演出)
Mr.daydreamer代表、ほぼ全ての作品の演出を務める。
演劇の「同空間・同時間」という最大の特性を引き出すことを目的とした、俳優の身体性と、インタラクティブな映像表現の調和による空間芸術としての演劇創作を得意としている。
団体外でも、宮崎県三股町の演劇フェスティバルまちドラ ! や、日本・韓国・台湾による演劇ネットワーク EATI(East Asia Theater Intaraction)への参画等、福岡を拠点に地域や海外での活動を積極的に行う。

Mr.daydreamer#9『パイドン』上演写真

 

浦川 大志(舞台美術)
1994年福岡県生まれ、2017年九州産業大学芸術学部卒業。ゲームやGoogleマップの空間描写の方法を参照した空間構成、Photoshopやペイントソフトなどのデジタル的な筆致が特徴。2026年1月6日(火)〜3月22日(日)にかけて、福岡市美術館で「浦川大志展(仮称)」を実施予定。

浦川大志氏作品写真

 
本作は25年12月にArt Center NEW(横浜市西区)・26年1月に塩原音楽・演劇練習場 大練習室(福岡市南区)、2都市ツアーで上演される。
詳細は公式サイトで。
https://mrdaydreamer.site/next/

(文:野上紗羽 監修:エントレ編集部)

公演情報

Mr.daydreamer #10『ハムレットマシーン』

横浜公演(YPAMフリンジ2025参加作品)
日程:2025年12月7日(日)〜12月9日(火)(全5回公演)
会場:Art Center NEW(〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅B1F)

福岡公演(きびるフェス2026参加作品)
日程:2026年1月17日(土)、1月18日(日)(全4回公演)
会場:塩原音楽・演劇練習場 大練習室(〒815-0032 福岡市南区塩原2丁目8-2)

原作:ハイナー・ミュラー
演出・潤色:上野隆樹(Mr.daydreamer)
出演:紗羽、古川 智恵子、赤阪 陸央、珠緒(以上、Mr.daydreamer)渡邉大(Space_)

舞台美術において、画家 浦川大志氏とのコラボレーションを実施

公式サイト
https://mrdaydreamer.site/next/

チケットを探す
横浜公演
teket https://teket.jp/15461/56311
YPAMチケットサイト https://ypam.jp/ticket/p/fr3/index.html

福岡公演
teket https://teket.jp/15461/58366

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