
結城座旗揚げ390周年記念公演第一弾「奢りの都市」6/11(水)~中野ザ・ポケットで上演

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江戸糸あやつり人形結城座旗揚げ390周年記念公演第一弾「奢りの都市」が6月11日(水)から中野 ザ・ポケットにて上演される。
江戸糸あやつり人形結城座とは江戸時代(1635年)に初代結城孫三郎が旗揚げ以来、390年続く伝統ある糸あやつり人形劇団。国記録選択無形民俗文化財及び、東京都無形文化財に指定されている。
「伝統と革新、古典と新作の両輪」を活動指針に掲げ、古典公演はもとより、新作・写し絵・海外公演等、幅広く公演を重ねてきた。
2021年6月には結城数馬が十三代目結城孫三郎を襲名し、次世代へと着実に歩を進めている。
本作では、旗揚げ390周年記念公演第一弾として、20年ぶりに劇作家・演出家の佐藤信氏を迎え、15作目となる作品作りに挑むという。
物語は、嵯峨天皇の十二皇子で「源氏物語」のモデルになったとも言われる源融を主人公にした、世阿弥の名作『融』を下敷きにして、近未来の「ミヤコ」を舞台に、都市という場所とそこに生きる人びとの栄枯盛衰を描く。
さらに能役者・清水寛二氏を客演に迎え、江戸糸あやつり人形と能という2つの異なる古典芸能についての想像力を、遠く奈良時代の「散楽」にまで遡らせ、“舞い”や“祈り”といった原初の姿に思いを巡らせながら、新しい融合表現こころみる舞台を創り上げる。
三代目両川船遊(出演)
待って待って…
何と二十年、待ち続けてやっと佐藤信さんとの舞台が幕を開けます。
20代の頃、確か1973年草月会館でやった斎藤憐 作・演出「傀儡戯戀江戸染 八百町お七」で、レンさんが「マコトが来てるぞ!」と楽屋で叫んでいたのを強烈に思い出します。
当時の信さんは、新進気鋭の若手演出家で、巷を沸かせていました。
そんな信さんと結城座の処女作は、1975年の唐十郎 作「少女仮面」です。会場は、当時吉祥寺にあった結城座の稽古場を芝居小屋に仕立て、連日大盛況の中、名作舞台の一つとして、結城座の長い歴史に名を刻みました。
それから30年にわたり、“信さん×結城座”は新作から古典まで拡がり、14本もの作品を創りあげました。そして2004年以来、20年待って待って…、ついに「奢りの都市」のお披露目となります。「昔は信さんとのタッグはよく観たわ」と仰る方も、また初めての皆様も、どうぞ賑々しい御来場を心よりお待ち申し上げます。乞うご期待を!
本作は6月11日(水)から東京・ザポケットで上演される。
詳細は公式サイトで。
https://youkiza.jp/archives/14721
(文:結城座 監修:エントレ編集部)
結城座旗揚げ390周年記念公演第一弾「奢りの都市」
【脚本・演出】佐藤信
【原作】世阿弥「融」
【出演】十三代目結城孫三郎 三代目両川船遊 他結城座/清水寛二(能役者)
2024年6月11日(水)~6月15日(日)
会場:ザ・ポケット (東京都中野区中野3-22-8)
公式サイト
https://youkiza.jp/archives/14721
チケットを探す
カンフェティ→ http://confetti-web.com/@/youkiza_390th_anniVol1
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(Pコード532840)
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→ https://youkiza.jp/archives/14721