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異常な状況における人間ドラマを、笑いとシリアスを交えた軽妙なタッチで描く 劇団トワズガタリ第2回公演『とけないアイスがあるとして』(『名前のない演劇祭A参加作品』)2025年3月15日、22日に北池袋新生館シアターで上演
舞台『とけないアイスがあるとして』が3月15日・22日に北池袋新生館シアターにて上演
一橋大学・津田塾大学を中心とするインカレ大学演劇サークル、「劇団コギト」。そのOB・OGらが持続可能な演劇を目指して2023年に結成したのが「劇団トワズガタリ」だ。構成員は社会人や大学院生など、他に本業がある者がほとんど。忙しい中でも末長く演劇と付き合い、創作を楽しんでいきたいという気概を持って活動している。
第1回公演『同生同命』の様子
今回上演される『とけないアイスがあるとして』は、第1回公演『同生同命』(『名前のない演劇祭 紫 参加作品』)同様、脚本・演出を滝澤諒が務める。こだわりは、「誰もがわかる、面白い作品」を作ること。難解な要素を極力排し、個々人の理解力や感受性に依存しすぎない、「誰も取り残さない演劇」を目指す。
今回の舞台は、新幹線の車内。2人の乗客と車内販売員が、事故で連結が切断された車両に取り残されてしまったことから、物語は始まる。バックグラウンドも性格も異なる3者は紆余曲折しながらも交流を深めていき、やがてそれぞれの抱えている悩みが明らかになっていく。要所で笑いやギミックを散りばめるなど、飽きさせない工夫も凝らされている。
車内販売のカートやアイスなどを再現した、細部へのこだわりにも注目だ。
事故によって連結が切断され、トンネル内に一両だけ取り残された新幹線。車内には、2人の乗客がいた。妹の結婚式へ急ぐ男と、出張中の女。待てど暮らせど救助は来ず、車内販売だけが何度もアイスを売りにやって来る。三者の思惑はすれ違い、やがて車内に不穏な空気が漂い始める……。
本作は3月15日・3月22日に東京・北池袋新生館シアターで上演される。
詳細は公式Xまたは公式Instagramで。
劇団トワズガタリ公式X
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(文:劇団トワズガタリ 監修:エントレ編集部)
舞台『とけないアイスがあるとして』
【主宰】 葦ノ芥
【副主宰】 高尾友季
【舞台監督】 葦ノ芥
【演出助手】 葦ノ芥 柚木弥桜
【照明】 小畠佑介
【音響】 佐藤愛佳
【宣伝美術】 葦ノ芥
【衣装】 YUKI
【小道具】 YUKI
【制作】 杉咲律 野口ふく
【広報】 羽尻結衣
【出演】宇佐木 川上頌太 高尾友季
3/22 (土) 第1部15:00~
*1部につき2団体の公演があり、両公演併せて60分となります。
*チケットは1部につき1枚です。
*開演30分前に受付・開場いたします。
詳細
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