18歳以下／限定50名無料招待企画開催中！STAR☆JACKSとCheeky☆Queensが『天保十二年のシェイクスピア』を上演！8/23（金）～26（月）近鉄アート館にて！

2024.08.01

題字：真央／デザイン：勝山修平(彗星マジック)

舞台『天保十二年のシェイクスピア』が8月23日(金)から近鉄アート館にて上演される。

STAR☆JACKSとは・・・

2007年の旗揚げ以来、「古き良き文化を大切にし、かつ時代の感覚を取り込んだ極上のエンターテイメント」をコンセプトに、エンターテインメント時代劇に取り組む男性5名の劇団だ。リアルでドラマチックな殺陣、人間ドラマに定評がある。

Cheeky☆Queensとは・・・

STAR☆JACKSの妹分劇団として2016年旗揚げ。ダンス・アクションをふんだんに取り入れた作品づくりをコンセプトとしている女性8名の劇団。近年はメンバー自身での作・演出公演を行うなど、活動の幅を広げている。

2021年以来の合同公演

そんな両劇団が合同公演として井上ひさし作『天保十二年のシェイクスピア』を上演する。50年前に書き下ろされて以来、様々なカンパニーで上演を重ねられてきた大作だ。尚、STAR☆JACKSとCheeky☆Queensの合同公演は2021年以来、3年半ぶり。

STAR☆JACKS／Cheeky☆Queensメンバーのほか、格闘家・俳優・歌手などマルチに活躍する角田信朗、京都発ノンバーバルシアター『GEAR-ギア-』でドールを務める兵頭祐香、元たこやきレインボー・彩木咲良、ブルーシャトルプロデュース・石田直也、大衆演劇界の”異端児”・近江飛龍など、豪華キャスト陣が集結。

過去に類を見ない演出に

近鉄アート館の特徴である三面舞台を活かし、四方八方からの役者の登退場を取り入れたり、プロジェクションマッピングを導入することでより没入感を生み出す演出は、過去に再演を重ねられてきた同作の歴史の中でも他に例を見ない演出になるという。アニメ・ゲーム音楽の制作でも活躍するチェリストで作曲家のヌビアを劇伴音楽制作に迎えて製作したポップな全17曲のオリジナル楽曲にも注目だ。また、和楽器の生演奏も劇世界に奥行きを作っている。

18歳以下無料招待企画開催中！

本公演では“18歳以下無料招待企画”も開催している。
若い世代が演劇に触れる機会を作って演劇界の裾野を広げようという今公演の目玉企画で、8月1日現在も応募受付中だ。
【18歳以下限定】『天保十二年のシェイクスピア』無料ご招待！

STORY

物語の舞台は江戸末期、下総国清滝村。
宿場を取り仕切る老侠客・鰤の十兵衛は後継ぎを決めるにあたり、三人の娘に父への孝養を問う。腹黒い姉のお文とお里は美辞麗句を並べ立てるが、正直な末娘のお光は控えめな言葉しか口に出来ず、十兵衛の怒りを買って追放されてしまう。
時は流れて、天保十二年。
誓った親孝行の言葉はどこへやら、跡を継いだお文とお里はそれぞれ一家を構えて抗争中。そんな中、醜い身なりで歪んだ心を持つ男・佐渡の三世次が清滝に流れつく。三世次は謎の老婆の予言を受け、言葉巧みに人を操り清滝を手に入れようと画策し始める。そこに父の訃報を聞いたお文の息子・きじるしの王次が復讐を遂げるべく帰ってきた。続いて追放されていたお光も戻ってきたり、クセモノの新代官も赴任してきたり・・・はてさて、この抗争の行く末やいかに！？

江戸末期の人気講談『天保水滸伝』の世界に “四大悲劇”『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』や“不朽のラブストーリー”『ロミオとジュリエット』、“異形の王”『リチャード三世』など、400年以上世界中で上演され続けるシェイクスピアの全37作を散りばめた超大作！

STAR☆JACKSとCheeky☆Queensが関西演劇界でも指折りの豪華キャスト陣とともにお届けする、殺陣あり！歌あり！踊りあり！壮大なエンターテインメント任侠劇！！

浜口望海(プロデューサー)

2024年夏。
STAR☆JACKS＆Cheeky☆Queens Special Act 2024
『天保十二年のシェイクスピア』
の製作に取り組んでいます。

本作は、故・井上ひさし先生が遺された名作の内のひとつ。
江戸時代の天保期に千葉の銚子付近で実際に起こった侠客同士の縄張り争いを描いた『天保水滸伝』の世界にシェイクスピア全37作品を散りばめるという、とても野心的な作品です。

W.シェイクスピアといえば、演劇に馴染みの無い方でも一度くらいは聞いたことがある名前でしょう。
1564年生まれ、1616年没。日本で言うと戦国時代後期から江戸時代初期の頃に活躍したイングランドの劇作家です。400年以上も前の作家の作品が21世紀の現代もなお世界各地で上演され続けています。その理由は様々あるでしょうが、私は何より「人間の本質が描かれているから」だと思っています。どんなにテクノロジーが進化しても人間の本質は変わらない。
醜い部分、汚い部分、卑怯な部分、ちっぽけな部分・・・
そんなマイナス面すら否定も肯定もせずに描き出していることが様々な解釈の余地を生んで、世界中のクリエイターが挑みたくなる要因なのではないでしょうか。

そのエッセンスは本作『天保十二年のシェイクスピア』にも受け継がれ、とても骨太で一筋縄ではいかない難しさも感じています。ですが、大変有難いことに関西を拠点に活躍する多彩な顔ぶれが集ってくれました。キャストだけで総勢41名、スタッフも含めると60名を超える大所帯が一丸となって、泣きも笑いも斬った張ったも歌も踊りも混ぜこぜの、さながらお祭りのような超娯楽大作をお届けします。

本公演では目玉企画として「18歳以下無料招待」を開催しています。
次代を担う若者に演劇に触れて頂くことで、劇場を、ひいては関西を活気づける一助になれればという想いにご賛同頂いた企業様の協賛で開催にこぎつけました。夏休みの最後、演劇が好きな若者はもちろん、劇場に足を運んだことのない方もぜひご活用下さい！

劇場でお待ちしています！