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演劇ユニット 犬猫会が挑む―アリエル・ドルフマン原作『死と乙女』リーディング公演 3月22日(金)から中野RAFTで上演


犬猫会vol.6.5

犬猫会Vol.6.5 リーディング公演『死と乙女』が3月22日(金)から24日(日)まで中野RAFTで上演される。

『死と乙女』(岩波文庫)は、アリエル・ドルフマン原作、飯島みどり翻訳でチリ軍事クーデターから50年となった昨年2023年に新訳が出版された。1990年ロンドンでのリーディング公演に始まり、日本を含む世界各国で繰り返し上演されてきた名作だが、飯島みどりの新訳による上演は今回が本邦初となる。

独裁政権下、学生運動に加わっていたパウリナは、誘拐・監禁され、仲間についての情報を強要され、過酷な拷問を受けた。拷問の際、必ず流される音楽がシューベルトの四重奏曲「死と乙女」だった。
それから十数年、四重奏曲「死と乙女」から逃げ続けるパウリナ。偶然にも夫ヘラルドを車で送って来た医師ロベルトの声を聞くや、封印したはずの記憶が彼女の眼前に躍り出る。真実を、裁きを、再生をそれぞれに求める3人が奏でる、戦慄の心理サスペンス。

ローレンス・オリビエ賞優秀戯曲賞を受賞した名作の新訳に、演劇ユニット 犬猫会が挑む。一人の人間として自分のアイデンティティを取り戻すために過去と向き合う女性の姿、発してきた言葉に光をあてていく。
演出は、犬猫会の水野玲子。出演は、オヒトリの寿寿、文学座の林田一高と、犬猫会の山下智代。後藤浩明による生演奏も予定されている。

水野玲子(演出)

自分が今向き合いたい作品は何かと考えていた時、この『死と乙女』が浮かびました。

私にとっても犬猫会にとっても、難しい挑戦になります。
でも今この作品を皆様と共有することは一つ大きな意味のあることなのではないか。そう思った自分の直感を信じたいとも思っています。

何よりも真摯に作品と、お客様に向き合う。
今までとは違った方向性から、皆様と一緒にこの場所を飛び立ち、そして新しいものを見て、考えていきたいと思っています。一緒に、ここではないどこかに。

作品作りと共に、今回は終演後にTheater Cafe Oasis を開催します。お客様同士の交流の場として演劇、劇場が存在してほしい。そんな思いを込めております。是非こちらもご利用頂けましたら幸いです。

それでは、劇場にて皆様とお会いできるのを心よりお待ちしております。

 

詳細は公式サイト・公演特設ページで。
https://inunekokai.wixsite.com/koushiki/2024年3月公演

(文:山下智代 監修:エントレ編集部)

 

公演情報

犬猫会Vol.6.5
リーディング公演『死と乙女』
(岩波文庫『死と乙女』)

【原作】アリエル・ドルフマン
【翻訳】飯島みどり
【演出】水野玲子(犬猫会、文学座)
【出演】寿寿(オヒトリ)、林田一高(文学座)、山下智代(犬猫会)
【音楽・演奏】  後藤浩明
【音響】     金子幸世(TEO)
【照明】     山口香織
【舞台監督】   鹿島涼
【広報】     磯貝美来
【制作協力】   大野創
【宣伝写真】   犬野玲子
【デザイン】   山猫智代
【協力】     オヒトリ/早川信/菊地慧大

2024年3月22日(金)〜24日(日) 中野RAFT
*23日の13:00開演回と18:00開演回、24日13:00開演回には観劇後に劇場が開放される“Theater Cafe -Oasis-”を実施予定。

公式サイト&SNS
公式サイト:https://inunekokai.wixsite.com/koushiki

公式Twitter:https://twitter.com/inunekokai_27?s=20&t=3bYJkPTRSCqcMzSA1q3nrg
公式Instagram:https://www.instagram.com/inunekokai.27/

チケット予約ページ
https://ticket.corich.jp/apply/300664/

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