は、不器用な人々が織りなす会話を通して、日常のコミュニケーションの中に潜む悲しさ・愛らしさ・気まずさ などを見る人と共に探る作品を創作。 最近は、観客にビンゴカードを配って劇中に読み上げられる数字に穴をあけてもらったり、建物の屋 上で一緒に寒さを感じてもらったりと、劇中の物語にとどまらない出し物的な試みにも挑戦している。
これまでは福岡県内を中心に上演を行ってきたが、より多様な生活とのコミュニケーションを求めて東京へ移住。
今回上演されるのは、東京的「日常のコミュニケーション」に着目し、「オムバニズム」という造語を手掛かりに、構築した演劇作品だ。
風変わりな人々が登場する、クスっと笑える日常系コメディになるという。
ある日、我々の頭の中に鳴り始めた音。その音は、日常の外から我々にこっちへ来いと呼びかけているようです。
音に無理矢理文字を当てはめてみると……「オムバニズム」
なんのことだかわかりません。
この謎の言葉を頼りに旅に出ていいものでしょうか?
ちょっと行って帰ってくる出張のようなものならいいけれど、二度と戻って来られないとしたら、それは私に新たな不安をもたらします。
だったら、自分で旅に出る前に先に出発した人の痕跡を追ってみるのはどうでしょう?
まずは会場である浅草の道の上から。
やたらと道を尋ねられたり、レジ袋を断られたり、無人島に漂着したり、オムバニズムへの途上の人々は様々な目に遭っています。それらを結んでいけば「オムバニズム」が見えてくるのか、わかりませんが、出てきた痕跡を覆って保存しておくのが当面の我々のなすべき仕事です。
Gianometti(主宰)
オムバニズムという言葉はありませんが、これがオムバニズムなんじゃないかというものをみんなで持ち寄って劇にしました。現実はあまりにも「ある」ため生きるのも大変です。このへんで「ない」時間も過ごしたいな、という思いが結実したのが「オムバニズム」かもしれません。
本作は11月24日(金)から東京・あさくさ劇亭で上演される。
詳細は公式サイトで。
公式サイト
(文:菅本 監修:エントレ編集部)
がらくた宝物殿「オムバニズム」
【作】Gianometti
【演出】がらくた宝物殿
【出演】河野澄香、楠諒彦、本田菜々子、横川十帆、Gianometti(以上がらくた宝物殿)/町野陽子
【照明】菅本千尋(演劇空間ロッカクナット)
【音響】平野美羽
【舞台美術】原良輔(演劇空間ロッカクナット)
[主催]合同会社kitaya505
[企画・製作]がらくた宝物殿、合同会社kitaya505
[協力]演劇空間ロッカクナット
[後援]北九州市教育委員会
2023年11月24日(金)〜26日(日)/東京・あさくさ劇亭
2023年
11月24日(金)19:30~
11月25日(土)★14:00~/19:00~
11月26日(日)14:00~
※上演時間は約90分を予定しています
★…アフタートーク『東京以外に(も)拠点を置く演劇の人と演劇を続けることについて話す会』
ゲスト:後付け(京都)、演劇空間ロッカクナット(福岡・東京)、ギムレットには早すぎる(福岡・東京)
公式サイト
https://garakutreasurehouse.amebaownd.com
チケットを探す
販売開始:10月7日(土)13:00~
(事前決済)
下記リンクよりご予約・ご購入いただけます。
カンフェティ
一般 2,500円(前売り)/3,000円(当日)
学生 1,000円(前売り)/1,500円(当日) ※大学生以下
はじめて割 2,000円 ※がらくた宝物殿の劇をはじめてご覧になる方対象
※各回車椅子対応席を用意しています。必要な方は予約時にフォームに記載ください。先着でのご案内となります