佐藤佐吉演劇祭は2004年から隔年で開催され、2018年で8回目の開催。
メイン会場となる花まる学習会王子小劇場のほか、合計10か所が会場となり、20を超える団体が集い、演劇祭が繰り広げられた。
4月16日に演劇祭の後夜祭が開かれ、それぞれの受賞結果が発表された。
優勝にあたる「ゴールデンフォックス賞」はクロムモリブデンが受賞。準優勝にあたる「シルバーフォックス賞」は遠吠えが受賞した。
その他の結果は以下の通り。
ゴールデンフォックス賞 | クロムモリブデン |
シルバーフォックス賞 | 遠吠え |
カンフェティ賞 | クロムモリブデン |
こりっち賞 | 天ぷら銀河 |
えんぶ賞 | 鬼の居ぬ間に、劇団スポーツ |
エントレ賞 | 演劇組織KIMYO |
fringe創客賞 | 横井佑輔(劇想からまわりえっちゃん) |
マザーズ賞 | ぬいぐるみハンター、X-QUEST、Mrs.fictions |
観劇三昧賞 | 劇団きらら |
輝く!Nextチラシ賞 | Mrs.fictions |
衝撃俳優賞 | 岡野康弘(Mrs.fictions)、はまもとゆうか(劇団きらら)、土井玲奈(クロムモリブデン) |
エントレ賞は演劇組織KIMYOに決定!
21作品を観た結果、エントレの担当者が一番面白かった作品は、演劇組織KIMYO「ゴスン」に決定しました!
ある目的のために、何度も何度も脱獄を繰り返す主人公・『五寸釘寅吉』へどっぷりと感情移入してみていました。頑張れ寅吉!もういいよ寅吉!などと、何度も心揺さぶられました。物語冒頭で、着物を脱いで肌を出していくシーンではドキドキしたし、途中、ゲスト俳優が登場してある意味「息抜き」シーンがあったのも面白かったです。
今回はほぼ素舞台に、マイムと抽象的な美術で勝負されていましたが、KIMYOさんは普段はわりと舞台美術を凝っているといううわさも聞いたので、フルスペックの舞台も観てみたいと思いました。
後日、KIMYOの方々のインタビュー記事をエントレに掲載させて頂きます。おめでとうございました!
21作品のレビュー一覧はこちら。
(文:森脇孝/エントレ編集部)
佐藤佐吉大演劇祭 2018in 北区
期間:2018年2月21日~4月1日 計40日
会場:
花まる学習会王子小劇場、王子スタジオ 1、飛鳥山能舞台
北とぴあ さくらホール・つつじホール・ペガサスホール・カナリアホール、北とぴあ 特設ステーション、サンスクエア広場、BASEMENT Monster
公式サイト
佐藤佐吉大演劇祭 2018in 北区