坂手洋二の書き下ろし初オペラ台本&演出!2/6~11東池袋・あうるすぽっとにて、こんにゃく座公演オペラ『イワンのばか』世界初演!
イラスト:沢野ひとしオペラシアターこんにゃく座による新作オペラ『イワンのばか』が2月6日から東京・あうるすぽっとで上演される。台本・演出は坂手洋二。
オペラシアターこんにゃく座は、林光、萩京子の作曲による日本語のオリジナルオペラを中心に創作上演活動を続け、まもなく50年を迎えるオペラ劇団。演劇でもあり音楽でもある独創的な作品は、他に類を見ない唯一のものだ。
2019年2月オペラ『遠野物語』 撮影:前澤秀登
今回は、劇団燐光群を主宰し、社会に鋭く切り込む視点と実験的な演劇作品を多く創作している劇作家・演出家である坂手洋二氏を台本・演出に迎えて新作オペラを上演する。
原作は、児童文学としても読み継がれてきた名作、ロシアの文豪トルストイの「イワンのばか」。タイトルはあまりに有名だが、その中身には135年前から色褪せない生きるための教えが詰まっている。そこに遊び心と批判精神を交え、現代に生きるわたしたちにとっても新しい発見をもたらす公演になるはずだ。
出演は12人の芸達者な歌役者たち。ヴァイオリン、ファゴット(時々バラライカ)、ピアノの3人の楽士たちによる生の音楽と演劇が豊かに融合する。
作者トルストイは、生まれ育った地で農民たちの学校をひらき、物語を語る。「これが私たちの物語。真実と希望」だと。
働き者の農民イワンとふたりの兄、戦争の好きな軍人セミョーンと、お金の好きな商売人タラス。そして口のきけない妹マラーニャ。無欲なイワンをたぶらかそうと大悪魔は、三人の小悪魔たちを差し向けます。ふたりの兄は悪魔の誘惑にのり欲望におぼれますが、純真なイワンには誘惑もきかず、撃退されます。その後、王の娘の病を救い国王となったイワン。今度は大悪魔がイワンと、イワンと同じように働き者の国民たちを破滅させようとしますが…。
誰もがタイトルだけは知っているあの「イワンのばか」の、誰もまだ見たことのない仰天オペラ世界初演!!
作曲の萩京子は、今年ロシアを訪れ、原作「イワンのばか」が生まれた国を体感して作品に挑む。12人の歌役者たちの豊かな個性を存分に活かし、多彩な音楽を生み出します。
口の聞けないマラーニャの歌は心に直球!震えるメロディーです。
子供向け大人向けという枠をはみ出し、幅広い世代に刺激を与える誰も見たことのない仰天オペラ!世界初演公演にお立合いくださいますよう!
本作は2月6日から東京・あうるすぽっとで上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
オペラシアターこんにゃく座「オペラ イワンのばか」
【原作】レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
【台本・演出】坂手洋二
【作曲】萩京子
【出演】大石哲史、岡原真弓、佐藤敏之、富山直人、高野うるお、他
2020年2月6日~2月11日/東京・あうるすぽっと
公式サイト
オペラシアターこんにゃく座「オペラ イワンのばか」
チケット
こんにゃく座チケットサイト