横浜で、講談×現代劇のフルタ丸講談「フルモデルチェンジ」— 幸福度競争社会をサバイブする変身を描く

劇団フルタ丸のフルタ丸講談vol.4 「フルモデルチェンジ」

劇団フルタ丸のフルタ丸講談vol.4 「フルモデルチェンジ」(YPAM2025フリンジ参加公演)が11月28日から横浜のSTスポットで行われる。

同劇団は、2002年に主宰のフルタジュンを中心に、明治大学で結成。卒業後は下北沢を中心に活動を行っている。2023年からスタートした「フルタ丸講談」シリーズとは、講談独特の滔々と流れるような読み方や張扇等の講談独特の所作・様式美等を劇団で培ってきた現代劇と掛け合わせた演劇作品。2024年7月に上演したvol.3『口車ダブルス』では、ステージ上に2つの高座+2人の講談師によるツインタワー演出で、生命保険会社で厳しいノルマでしのぎを削る保険営業たちの群像悲喜劇を描き、「2024年CoRich舞台芸術アワード」で9位にランクインした。

今回上演される「フルモデルチェンジ」は幸福度競争社会をサバイブする変身ブラックコメディ。ある施設に閉じ込められた3人の男女が奇妙な自己啓発本を手に自己変革プログラムを受け始める物語だ。
作品について、フルタは「三人編成で始まったフルタ丸講談シリーズも回を重ね、六人編成、十人編成と様々な可能性を見つけながら創ってきました。演劇を始めた時の熱狂と講談を知った時の興奮をもう一度思い出しながら、再び劇団員のみの三人編成に戻ってみます」と話す。また、「今回は横浜で上演する新作公演でありつつ、YPAM2025フリンジ参加公演でもあります。講談と演劇の融合から生まれる新しい舞台言語で世界と対話することを目指し、海外での公演に向けて動き出します」とも。
 
公演は11月30日まで。開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、一般=4,000円、学生割引=2,500円、夜割引=3,500円 (11月28日20時/11月29日18時)。チケットはCoRichチケット!で9月20日から先行予約開始。9月30日までに予約すると、特典でオリジナル千社札の栞付き。

STORY

ある施設に閉じ込められた三人が、奇妙な自己啓発本を手に自己変革プログラムを受け始める。
彼らはどうしても変わりたかった。
互いの行動を監視し、変化の記録を付け合う彼らは当事者でありながら観察者でもあった。
二重の立場によって、思いもよらぬ方向へのチェンジが始まる――。

 
詳細は公式サイトで。
https://furutamaru.com/

(文:劇団フルタ丸 監修:エントレ編集部)

公演情報

フルタ丸講談 vol.4『フルモデルチェンジ』

作・演出 フルタジュン

出演:
真帆・篠原友紀・山田伊久磨

<公演日時>

2025年11月28日(金)~30日(日)

11月28日(金)20:00★
11月29日(土)12:00/15:00/18:00★
11月30日(日)12:00/15:00

<会場>

STスポット

〒220-0004横浜市西区北幸1-11-15横浜STビルB1
横浜駅・西口から徒歩8分

公式サイト
https://furutamaru.com/

チケットを探す
https://ticket.corich.jp/apply/397976/

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