川崎のとある夜間保育園で繰り広げられる、ドタバ タな親たちと、それに振り回され続ける保育士たちの物語。青春事情・大野ユウジ氏 の珠玉作『Dear Me！』出演者インタビュー　ラゾーナ川崎プラザソルで1月22日から上演！

⻘春事情『Dear Me！』初演舞台より

　

ラゾーナ川崎プラザソル開館 16 周年記念公演として、「⻘春事情」の大野ユウジ氏の脚本・演出として『キレナイ』『Dear Me！』が、同館にて連続上演される。
今回はそのうち、川崎のとある夜間保育園を舞台にした『Dear Me！』に出演する、山田拓未さんと佐藤みつよさんに、作品への想いや開幕前の意気込みを聞いた。

　

―― まず、今回の脚本をはじめて読んだときの感想をお聞かせください。

山田　初めて読ませていただいたとき、すごく僕好みで素敵な作品だと思いました。笑い所はもちろん、アツいところやグッと来るところ、現実にあるリアルな問題が本当に心にスッと刺さってくる感じがしました。
いろんな親子のお話なので、観ていただいた方はどこかしら共感いただけるのではないかと思います！

佐藤　私は初演の『Dear Me！』を観劇しているため、いただいた脚本を読んだときはシーンの光景が蘇って来ました。
⻘春事情さんの作品は優しくてまぁ〜るいお話で、登場人物に嫌味な部分が無いところが大好きです。
今回の作品も、読んでいるだけで笑顔になれて気持ちのいい「笑い」が散りばめられているので、舞台上で立体になる瞬間がとても楽しみになりました。

山田拓未さん

　
―― ご自身の役どころと、演じる上で気を付けていることはありますか？

山田　僕の演じさせてもらう「⻄口」は、一見流されやすいような、頼りない保育園の園⻑です。でも人のために頑張れる人で「どんな親御さんも応援したい！」そんな信念を持っている人なので、エネルギー量がハンパないです(笑)。でも、素直な人なので客観的に見ていたら面白い人なんだろうなと思います。
演じる上で気を付けたいのは、僕がその素直さをどうスッと出せるかですね(笑)。僕自身は色々難しく考えてしまうところがあるのですが、この「⻄口」は結構素直に口に出しちゃうので、そこに気を付けています。

佐藤　夜間保育園が舞台になっていて、そこで勤める保育士を演じます。軽快なセリフ回しの会話劇なのでついどんどん言葉を発してしまうのですが、ニュアンスが狂うと上手く繋がっていかないと感じています。
設定上、舞台にいる時間が⻑いので、目まぐるしく変わっていく状況の中でバランス感覚を失わないように、一つ一つを丁寧に元気よく積み上げていきたいなと思っています。

　
―― 注目してもらいたいポイントがありましたら教えてください。

山田　「ひかる」さんの絵本の読み聞かせと、「心」くん登場の時の「今治」さんですかね！子供のために頑張ってるところとそれが面白いところとが混ざりあってるように思います。

佐藤　面白可笑しいシーンも沢山あるんですが、作品中の大人たちがまじめに頑張っている姿がすごく愛おしいです。登場人物の一生懸命さに私も稽古の段階から心を動かされているので、沢山の方に観ていただきたいなと思います。

佐藤みつよさん

　
―― 開幕直前。今の意気込みと、お客様へのメッセージをお願いします。

山田　コメディは普通のお芝居よりももうひとつ、共演者との連携が大事だと思っています。もっともっと役として遊んでいければなと思っています。
そして、本当に素敵なハートフルコメディになっていますので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです！

佐藤　普段お芝居を見慣れない方も、観劇が好きな方も、素直に楽しんでいただける作品です。コロナ禍の上演は作品作りの段階から難しい部分も多いですが、キャスト一丸となって、楽しい時間を過ごしていただけるよう取り組んでいます。
観劇後お客様に笑顔で帰っていただけるよう頑張ります！

　

　

　

1/23(月)19:00『キレナイ』、1/24(火)19:00『Dear Me！』、1/26(木)19:00『キレナイ』、
1/26(金)19:00『Dear Me！』、各回・抽選で3名様をご招待いたします。
応募〆切は 2023年1月20日(金)23:59。詳細は応募フォームでご確認ください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/576a1bba235036

　

公演の詳細は公式サイトで。
https://kirenai-dearme.com/

　
（文：薄田菜々子）