狂夏の市場が、竹内銃一郎の名作『あたま山心中 散ル散ル、満チル』を尼崎・狂夏の市場劇場で12月3日から12日まで上演
狂夏の市場『あたま山心中 散ル散ル、満チル』狂夏の市場が、竹内銃一郎の名作『あたま山心中 散ル散ル、満チル』を尼崎・狂夏の市場劇場で12月3日から12日まで上演する。
竹内銃一郎氏の『あたま山心中 散ル散ル、満チル』は、これまでさまざまな劇団が上演され続けている名作のひとつ。
さくらんぼの種を食べて頭に桜が生えてしまった男の姿を描いた古典落語「あたま山」と童話「青い鳥」を基軸とした二人芝居だ。
本作を狂夏の市場の岩切千穂が演出し、川田陽子、川本三吉、武田操美、中野聡の俳優4人を迎え、公演ごとにキャストを入れ替え、A~Dの4バージョンを尼崎・狂夏の市場劇場で12月3日から上演する。
風が吹いている
雪だよ。雪が降ってきたんだ
急ぎましょ
この輪の中に首を入れて、目をつむって
椅子を蹴ってストンと落ちれば
アッという間だよ
この輪の中に首を入れて
目をつむって
椅子を蹴ってストンと落ちて
アッと言うのね
言えるかどうかはわからないけど
あっ
本作は竹内銃一郎さんの大名作「あたま山心中 散ル散ル、満チル」をWキャスト+キャストトレードにて全4バージョン上演いたします。
父は、桜の木にロープを括り付け、浮気相手の女と心中した。
それをきっかけに、母は自分の頭から桜の木が生えていると言い出した、まるで落語「あたま山」のように…。
そんな母の話をあわせているうちに、母は自分(息子)のことを兄と呼んだり時にはとうに死んでしまった夫と思い込むようになる。
もう自分が息子だということもわからないのだ。
さくらんぼの種を食べて頭に桜が生えてしまった男の悲喜劇を描いた古典落語『あたま山』と童話でお馴染みの『青い鳥』を基軸とした、色恋沙汰など一切ない、切なくも悲しい、母子の心中物語。
狂夏版「あたま山心中 散ル散ル、満チル」是非ご来場ください。
本作は12月3日(金)から尼崎・狂夏の市場劇場で上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
狂夏の市場『あたま山心中 散ル散ル、満チル』
【作】竹内銃一郎
【演出】岩切千穂
【出演】武田操美(劇団鉛乃文檎)、中野聡(宇宙ビール)、川田陽子、川本三吉
2021年12月3日(金)~12月12日(日)/兵庫県・狂夏の市場劇場
公式サイト
あたま山心中 散ル散ル、満チル