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ド・パールシム#3『欲情と微笑』ビジュアル表面

滅亡に瀕した架空の国を舞台にした「愛すること」「生きること」を巡る物語 ド・パールシム#3『欲情と微笑』12月10日から小劇場 楽園で上演

ド・パールシム#3『欲情と微笑』ビジュアル表面
ド・パールシム#3『欲情と微笑』

ド・パールシム#3『欲情と微笑』が12月10日から小劇場 楽園で上演される。

 
2023年に東京⼤学で旗揚げし、東京を中⼼に活動を行う演劇団体「ド・パールシム」は妥協ない「性」や「愛」の表現、緻密に構成された会話を武器に、独自の視点で現代社会を描いてきた。
作・演出を務める新井孔央は⽇本劇団協議会主催「⽇本の劇」戯曲賞2023で佳作受賞し、無隣館インターナショナルに選出されるなど、若⼿劇作家として次第に注⽬を集めている。

今回上演される『欲情と微笑』は、滅亡に瀕した架空の国を舞台にした、「愛すること」「生きること」を巡った物語。
出演は赤松怜音、大島夏紀、白藤翔太など。
作・演出は新井孔央が手がける。

 

STORY

世界のどこか。国々は分裂し、互いに統一を図っていた。
ある小国は、滅亡の危機に瀕していた。長く続く戦争や腐敗した政治で国は荒れ、性と欲望に乱れていた。
その国の若い王に、隣国の女が嫁いだ。彼女は一切笑うことがなかった。彼女の隠された笑顔とその魅力は、次第に国を飲み込んでいった……
人々の心の深くを抉り出す、濃密な「愛」と「性」を巡った、愛憎会話劇。

 

新井孔央(作・演出)

ド・パールシム3本目の作品は、滅亡に瀕した架空の国を舞台にした、「愛すること」「生きること」を巡ったお話です。人間の生と死が生生しく感じられる世界での愛の形を、濃密な世界観で描きながら、「生きていくとは何か」という大きなテーマに向き合います。
そして、今作品のテーマは「人間の希望」と「人間の肯定」です。作品の混沌とした世界、その後ろで大きな絶望が影を潜めているような世界は、どこか現実と通じる部分があるはずです。そんな世界の中で、人間がガムシャラに生きていく姿を、もう一度捉え直していきたいと思っています。ド・パールシムは、演劇は社会に対して何ができるのかということを真剣に考えてきました。それはただ自明なことを描く演劇とも、その場で消費されてしまう演劇とも違う、現代という混沌に真正面から対峙することを目指しています。「愛」と「性」が絡み合う一見暗い演劇の中で、我々が一歩一歩この世界を生きていく感覚を思い出していきたいのです。
架空の国を舞台にした本作品は、今までのド・パールシムの作品の中でも一際ファンタジー性の高い作品です。しかし、欲望や性愛に対して正直な登場人物の言動は、どこか観客の皆様が自分のことだと思えるでしょう。そんな中から、この世界で生きていくことの希望を掬い出して、自分のことを好きになれる作品になればいいなと思っています。「人間」のことを愛するこの世界を、一人でも多くの人々と共有できますように。

 
ド・パールシム#3『欲情と微笑』ビジュアル裏面
ド・パールシム#3『欲情と微笑』

詳細は公式サイトで。
https://www.do-parusimu-engeki.com/

(文:ド・パールシム 監修:エントレ編集部)

公演情報

ド・パールシム#3『欲情と微笑』

〈作・演出〉
新井孔央(ド・パールシム)

〈出演〉
赤松怜音
大島夏紀(演劇集団SINK)
白藤翔太
田野倉雄太
藤田頼奈
和束一之介(はじめ幾画)
草加陽子(ド・パールシム)

〈公演日程〉
2025年
12月10日(水) 
18:30開場/19:00開演
12月11日(木)
13:30開場/14:00開演
18:30開場/19:00開演
12月12日(金)
13:30開場/14:00開演
18:30開場/19:00開演
12月13日(土)
13:30開場/14:00開演
18:30開場/19:00開演
12月14日(日)
13:30開場/14:00開演
(計8ステ)
・会場…小劇場 楽園
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目10−18
(京王井の頭線、小田急線「下北沢駅」東口改札より徒歩3分)

公式サイト
https://www.do-parusimu-engeki.com/

チケットを探す
https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=ja4rxyuy

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