百花繚乱 人間模様の墓参りサスペンス! TEAM909 第7回公演『役役役役』8月20日、21日にひつじ座にて上演
TEAM909による舞台『役役役役』が8月20日(土)、21日(日)に阿佐ヶ谷ひつじ座で上演される。
TEAM909は、横浜国立大学劇団三日月座OBで普段は、多くの企業広告映像を手がけるディレクターとして働くBobsonが、2017年7月に新宿で結成。
2018年2月に新宿演劇祭にて第1回公演「川の流れにイシをぶつけろ!!!」を上演後、「世界一かわいいのは絶対私で後はみんなブスばっか。」「愛されたいとか言ってる奴は全員死ね」「信じるものはすくらんぶる」など人目を惹くタイトルの公演を次々に上演。
「点が線になるカラフルエンターテインメント」を劇団キャッチコピーとして、個性的なキャラクターを用いて現代的なテーマをポップな世界観に昇華させた伏線回収劇を得意としている。
今回上演される『役役役役』は、地方の公営墓地が舞台。
父が死んだ日からの主人公と、母が死んだ日からの主人公。
過去と現在を行き交いながら、「なぜ私は私なのか」という自己の疑問に向き合いながら、両親の死の謎を解き明かしていく中で巻き起こる様々な人間模様が見どころになるという。
父が死んだ。
病院の一室で、薬を飲んで自殺。
好々爺で有名だった資産家の父。
死後になって、出版社に父の裏の顔を暴露する手紙が届く。
「女を抱くためだけに金を稼いだ。」
「300人の美女に総額30億円を貢いだ。」
母が死んだ。
ホテルの窓から飛び降りて自殺。
母の遺書はとても単純なものだった。
たった一言。「もう疲れた。」
しかし警察の話によると、どうやら自殺ではなく、
県警の陰謀に巻き込まれた可能性があるという。
そんな私の元に真実を知る謎の女が現れた。
「秘密を教えてあげようか。」
私はどれだけ両親のことを知っているのだろう。
私の知っている両親は「父親」「母親」という仮面を被った一側面だけなのかもしれない。
寄せては返す波のように、寂しく行き交う過去と現在!
百花繚乱人間模様!
私のルーツを探る墓参りサスペンス!
なんか、暗いニュースが目立ちますよね、最近。
私自身もなんか、ぼんやり、もやっとすることが多いです。
ふと、自分が何を考えているのかわからなくなることがあります。
「いや、自分のことだろ!」とツッコミが入りそうですが、人間というのは、案外、自分のことも他人のことも何もわかっていない生き物だったりします。
自分の行動や考えが、本当に私という人間が考えて実行しているのだろうか、なんて思ってしまうんですね。
職場での私、劇団での私、友達といる時の私、それぞれ私っぽいなにかを演じているだけで、なんか、こう、「外側」だけで生きているような感覚。
コロナ禍で、外に出ず、ひとりで黙々と思考していた時期には感じなかった妙な感覚を、最近だんだん外に出るようになってきて、強く感じております。
今回の公演は、そんな妙な感覚を「墓参りサスペンス」と冠し、エンターテインメントとして作品にしてみました。
そして実は夏にお客さんをお呼びして公演するは実に2年ぶりになります!
ひさびさに暑い夏が!熱い夏が!帰って参りました!
役者さんたちのパワフルな演技で、稽古場にも熱が満ちております。
どうか劇場で、彼ら彼女らの熱を感じて欲しいです。
劇場でお待ちしております。
本作は8月20日(土)から東京・ひつじ座で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://team909-engeki.amebaownd.com/posts/35344113?categoryIds=947241
(文・エントレ編集部)
TEAM909 第7回公演『役役役役』
【作・演出】Bobson
【出演】空木空、沖田ともみ、倉石真、斉藤せこいち、笹森あき、山中杏一、萬ゆこ、小野カフカ(劇団コバヤシライタ)、河本怜馬、水野明子
2022年8月20日(土)~8月21日(日)/東京・ひつじ座
公式サイト
https://team909-engeki.amebaownd.com/posts/35344113?categoryIds=947241
チケットを探す
https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=a566ygmm